岩波新書<br> 子どもの声を社会へ―子どもオンブズの挑戦

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岩波新書
子どもの声を社会へ―子どもオンブズの挑戦

  • 桜井 智恵子【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 岩波書店(2012/02発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 200,/高さ 17cm
  • 商品コード 9784004313533
  • NDC分類 369.4
  • Cコード C0236

出版社内容情報

兵庫県川西市の「子どもの人権オンブズパーソン」は、子どもたちの小さな声に耳を傾け、関係者・機関の間をつなぎ、問題の解決を図って、時には制度改善にまでつなげていく。この希有な公的制度の中から、子どもたちの息詰まる状況をつぶさに目にしてきた著者が、その問題解決のための「職人的技」と背景にある思想を紹介する。

内容説明

兵庫県川西市の「子どもの人権オンブズパーソン」は、子どもの小さな声に耳を傾け、関係者をつなぎ問題の解決を図り、時には制度改善にまでつなげる。この希有な公的制度の中で、子どもたちの息詰まる状況をつぶさに目にしてきた著者が、その問題解決の思想を紹介し、問題の核心を明らかにして、これからの社会の可能性を提案する。

目次

第1章 子どもの人権オンブズパーソンという制度(希有な制度の誕生;制度の仕組み)
第2章 関係に働きかける―関係再生職人チームの仕事(どのように関係に働きかけるのか;どのように経過するか;個別救済の「技」;個別救済の流れ)
第3章 社会に働きかける―個別救済を社会につなぐ(「声」が社会の質を高める;問題を生み出す構造と制度の限界;各国の子どもオンブズマンが集まった)
第4章 問題のつくられ方―減速へのススメ(個人の問題は構造の問題;子どもが子どもでいられない)
終章 能力を分かちもつ(教育の陥穽―「教育過剰」の構造;能力の共有という可能性;むすびにかえて)

著者等紹介

桜井智恵子[サクライチエコ]
大阪女学院短大、University of the Philippines、大阪女子大学を経て、1997年大阪市立大学大学院博士課程単位取得退学。博士(学術)。現在、大阪大谷大学教授。川西市子どもの人権オンブズパーソン代表。『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』編集代表。専攻は教育学、思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

22
頑張り過ぎる先生が冒頭で書かれている。 何を、どこまで、どう頑張るのか? こうしたことも日本人にとっては制御しにくいようだ。 どうしても過剰になるために、病人になってしまう。 こうしたことは社会病理といえるだろう。 いじめに遭っても一人で耐え忍ぶ子供。 どうにかならないのだろうか。 オンブズパーソン(OP)は、公正中立の立場で行政を 監視する機能を持つ市民の代理人(12頁)。 わたくしも家庭教師の仕事では、 問題のある子どもは人に話を聴いてもらっていないことが 多かった。2014/03/29

ももたろう

12
子どもオンブズマン(オンブズパーソン)は子どもの話を良く聴くことが大切。「悪者を作らない」「責任追求ではなく理解を求める」「大人を支援する」「状況が少しマシになる、ゆるめばそれでいい」こんな風に関係を調整してくれる人がいたら大人も子どももどんなに心強いだろう~!最近結果が公表された学力テストには否定的。確かに知識を詰め込むよりも子どもが安心して過ごせる環境を作ってあげたほうが学力は底上げするのではないかなぁ…生活習慣のアンケートをとってるけど、早寝早起き朝ごはんができるように支援してあげてほしいのデス。2017/09/05

けんとまん1007

12
まさに、今、読むべき本、読まれるべき本だと思う。今のこの国の閉塞状況、危うい状況の根っこが読み取れると思う。次を担う子どもたちの声をきかない国に未来はないと思う。この本のこのフレーズがすべてを物語っていると思う「弱っている人たちには、励ましよりも、その力を失った元の関係に働きかけ、その関係が修復することを支援するのがもっとも有効だ」。無責任な自己責任論とか、集団でヒステリックに攻撃するような風潮、耳障りのいいフレーズだけの人たちには、是非、知ってほしいフレーズだ。2013/08/17

カイ

7
子どもが感じている悩みや生活環境の問題を社会問題へ関係付けて構成されていて、とても読みやすかった。不良と言われる子どもにもちゃんと理由がある。虐待してしまう親にも理由がある。それらを無視してすべて自己責任で片付けてしまう今の社会はとても危険なんだって感じた。「できる子」と「できない子」で区別されてしまうそんな教育システムをなぜ見直そうとしないのか。 もはやそこに自由などなく、子どもの人権など尊重されてはいないのだろう。 今、僕達が動かなくちゃ何も変わらないんだ。2012/05/24

きゅうり

6
自己責任ってとっても怖い言葉。ゆとり世代って実際は教育制度も社会も揺らいで、子ども達がなかなか大人に頼れなかった時期じゃないかと思う。コミュニケーション不全の原因を個人ではなく学校や家庭、環境に求めてもよかったんだと、少し心が楽になった。そして、この本で紹介されている活動、思想がもっと広まればいいと思う。2012/06/02

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