出版社内容情報
人間誰もが持つ自然に治る力を引き出すこと.著者はこれこそが看護の営みの原点という.美味しく食べて,気持ちよく清潔に過ごし,ぐっすりと眠れるように……人間らしく生きる普通の暮らしを整えるケアとは何か.胃瘻や床ずれ対応のヒントに「下の世話」や代用入浴の心得な
内容説明
人間誰もが持つ自然に治る力を引き出すこと。著者はこれこそが看護の営みの原点と言う。美味しく食べて、気持ち良く清潔に過ごし、ぐっすりと眠れるように…人間らしく生きるふつうの暮らしを整えるケアとは何か。胃瘻や床ずれ対応のヒントに、「下の世話」や代用入浴の心得など。現役看護師として六〇年、その心と技の真髄。
目次
第1章 看護という営み(それは人々の暮らしのなかから生まれた;職業としての看護師;看護師は今)
第2章 看護の意味―ごくありふれた生の営みを見直す(生命維持に関わる日常的・習慣的ケア;人間らしく生きることを支えるケア;医学・医療の現実のなかで;死の瞬間までその人らしく)
第3章 看護の原点―人間らしく生きる条件を整える(美味しく楽しい食の基本;ベッド上でもさっぱりと―代用入浴;看護次第の「下の世話」)
第4章 看護の可能性―治る力を引き出す(自然治癒力を高めるケア;姿勢が心身の健康を左右する;看護音楽療法―こころとからだを開く音楽とケア;認知症緩和ケア―楽しい想い出記憶が手がかりに;予防こそ看護の真髄)
第5章 看護師六〇年(看護師を生きる;大震災を契機に―看護が日本の医療を変える)
著者等紹介
川嶋みどり[カワシマミドリ]
1931年、京城(現・ソウル)生まれ。1951年、日本赤十字女子専門学校卒業後、日本赤十字社中央病院に勤務。その後、中野総合病院看護婦教育顧問等を経て、82年より健和会臨床看護学研究所所長、2003年より11年まで、日本赤十字看護大学教授(06‐10年看護学部長)。現在は、同大学名誉教授・「東京看護学セミナー」世話人代表。1995年第4回若月賞、2007年第41回ナイチンゲール記賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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