内容説明
日本社会において、ひとり親であるとはどのような状況なのか。なぜこうも生きづらいのか。彼女/彼らの苦境を放置することによって、この社会がこうむる影響とは何か。自らもシングルマザーとして三〇年以上、当事者に寄り添いつづけてきた著者が、現状の課題を整理し、ひとりで子どもを育てる人々の生活を豊かにする道筋を提起する。
目次
1章 ひとり親家庭の現在
2章 私たちも「ひとり親」
3章 スタートラインからの不利―ひとり親の子どもたち
4章 女性の貧困が子どもの貧困を招く
5章 パイが拡大しないひとり親支援
6章 求められる支援を考える
著者等紹介
赤石千衣子[アカイシチエコ]
しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長。1955年東京生まれ。非婚のシングルマザーになり、シングルマザーの当事者団体の活動に参加。その後婚外子差別の廃止や夫婦別姓選択制などを求める民法改正の活動、反貧困ネットワークにかかわる。反貧困ネットワーク副代表、社会的包摂サポートセンター運営委員。『ふぇみん婦人民主新聞』元編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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