岩波新書<br> モンテーニュ―人生を旅するための7章

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岩波新書
モンテーニュ―人生を旅するための7章

  • 宮下 志朗【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 250p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004317869
  • NDC分類 954
  • Cコード C0210

出版社内容情報

「人間はだれでも、人間としての存在の完全なかたちを備えている」──不寛容と狂気に覆われた時代をしなやかに生きたモンテーニュのことばは、私たちの心深くに沁み入ってくる。達意の新訳を完成させた著者が誘う『エセー』の人生哲学。

内容説明

「人間はだれでも、人間としての存在の完全なかたちを備えている」―不寛容と狂気に覆われた一六世紀のフランスを、しなやかに生きたモンテーニュ。本を愛し、旅を愛した彼が、ふつうのことばで生涯綴りつづけた書物こそが、「エッセイ」の始まりだ。困難な時代を生きる私たちの心深くに沁み入る、『エセー』の人生哲学。

目次

序章 モンテーニュ、その生涯と作品
第1章 わたしはわたし―「人間はだれでも、人間としての存在の完全なかたちを備えている」
第2章 古典との対話―「わが人生という旅路で見出した、最高の備え」
第3章 旅と経験―「確かな線はいっさい引かないのが、わたしの流儀」
第4章 裁き、寛容、秩序―「わたしは、人間すべてを同胞だと考えている」
第5章 文明と野蛮―「彼らは、自然の必要性に命じられた分しか、望まないという、あの幸福な地点にいるのだ」
第6章 人生を愛し、人生を耕す―「われわれはやはり、自分のお尻の上に座るしかない」
第7章 「エッセイ」というスタイル―「風に吹かれるままに」

著者等紹介

宮下志朗[ミヤシタシロウ]
1947年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。現在―放送大学・東京大学名誉教授。専攻―ルネサンス文学、書物の文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

118
モンテーニュの書いた「エセー」とモンテーニュについての人物論あるいはその当時の状況などをうまく読ませてくれます。またコラムなどもあってかなりこの著者が近年モンテーニュ(それ以前はラブレーご専門のようですが)に入れ込まれてきたことがわかります。私もエセーは好きで全訳版の関根訳、松浪訳は学生時代に読んだのですが岩波文庫と白水社版(この宮下先生訳ですが)は未読です。今度読もうと思いました。いい本でした。2019/08/25

みき

43
波止場の哲学者エリック・フォッファーはエセーを読んだことを切っ掛けに文章を書くようになったらしい。そんなことを知ってから読んではみたいなーと思っていたエセーの解説本。エセーは長すぎるので読むのを躊躇していましたが、これくらいなら入門に最適と思い購入。歴史的な経緯や予備知識をいれながら詳細に解説してくれているので非常に良い。最初に原典にあたるよりも自分は良かったなと。エセーはこう生きれたら素敵、そして自分でも部分部分は描けそうと思える恐ろしい本。2022/09/12

rigmarole

25
印象度B+。『エセー』の通読は困難だろうからということで書かれた手引とのことですが、大学時代に一度通読した私としては、やはり名作の味わいはそのものを読むのが一番と思いました。著者と対面しているようで息遣いが伝わってきます。しかし時代背景、引用の出典元となった人々等々についての周辺知識が詳しく、良き解説書ではあります。また、私の意識をギリシア・ローマ古典に呼び戻してくれた効果は大きい。キケロは未読、ルクレティウスは積読、ディオゲネス・ラエルティオスは挫折ですし、セネカ、プルタルコスにもまだ読みたい本がある。2019/10/31

棕櫚木庵

24
序章でモンテーニュの生涯を簡単に辿り,続く7つの章で,主題ごとにモンテーニュを引用しながら,その思想や時代背景を述べる.途中,6つのコラム(というか,短い章という感じ)が挟まれている.▼原二郎『モンテーニュ』(岩波新書,1980)が偉大なモンテーニュを賛美する本だとすれば,こちらは人生の旅の仲間としてモンテーニュを紹介してくれる本.当時の歴史的状況やモンテーニュが参照した本などへも,話の枝葉が気持ちよく伸びて,楽しい本だった. →2021/11/14

おせきはん

20
モンテーニュの生涯と代表作である『エセー』について解説されています。500年近く前に生きたモンテーニュの多様性を受け入れる姿勢に共感しました。著者が翻訳した『エセー』は全7巻、2,400ページとのことですが、少しずつ読んでいこうと思います。2019/09/28

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