岩波新書<br> 労働組合とは何か

個数:
電子版価格
¥990
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

岩波新書
労働組合とは何か

  • 木下 武男【著】
  • 価格 ¥1,078(本体¥980)
  • 岩波書店(2021/03発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 18pt
  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2024年04月29日 13時16分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 302p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004318729
  • NDC分類 366.6
  • Cコード C0236

出版社内容情報

日本では「古臭い」「役に立たない」といわれる労働組合。しかし世界を見渡せば、労働組合が現在進行形で世界を変えようとしている。この違いの原因は、日本に「本当の労働組合」が存在しないことによる。社会を創る力を備えた労働組合とはどのようなものなのか。第一人者がその歴史と機能を解説する。

内容説明

日本では「古臭い」「役に立たない」といわれる労働組合。しかし世界を見渡せば、労働組合が現在進行形で世界を変えようとしている。この違いは、日本に「本当の労働組合」が存在しないことによる。では、社会を創る力を備えた労働組合とはどのようなものなのか。第一人者がその歴史と機能を解説する。

目次

第1章 歴史編1 ルーツを探る―「本当の労働組合」の源流は中世ギルドにある
第2章 歴史編2 「団結せよ、そして勤勉であれ」―職業別労働組合の時代
第3章 分析編1 労働組合の機能と方法
第4章 歴史編3 よるべなき労働者たち―一般労働組合の時代
第5章 歴史編4 アメリカの経験―産業別労働組合への道
第6章 分析編2 いかにして社会を変えるのか―ユニオニズムの機能
第7章 歴史編5 日本の企業別労働組合―日本的労使関係の形成・衰退
第8章 分析編3 日本でユニオニズムを創れるのか

著者等紹介

木下武男[キノシタタケオ]
1944年生まれ。昭和女子大学名誉教授。労働社会学。法政大学大学院社会学専攻修士課程修了。鹿児島国際大学福祉社会学部教授、昭和女子大学人間社会学部教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

崩紫サロメ

23
日本の労働組合が企業別労働組合であり、年功賃金と終身雇用を前提としたものであるが故に、それが崩れた後の現在の労働者を守ることができていない、そのためには労働組合とはどのようにあるべきか。結論は職種別の労組をつくるべきであるとするが、そもそもの労組のあり方を中世のギルドにまで遡っていて、興味深い。また、マルクスが「労働組合が政治団体に従属するならな、労働組合に致命的な打撃を与える」(p.175)と予言していたことが日本で何度も起こっている点など、きちんと受け止めなければならないことも多い。2021/05/07

Masakazu Fujino

15
労働組合に加入し、活動してきた者として、考えさせられること、なるほどと思うことが多かった。やはり、新自由主義によって、労働環境は19世紀の労働現場と同じ状況になっているという著者の指摘は正しいと思う。新自由主義と闘う、ユニオニズムに基づく運動にどう関わっていけるか、試みたい。2021/07/27

ヤギ郎

13
労働者が団結をして労働組合をつくることについて、歴史的な背景を参照しながら、現代のユニオニズムについて考察する。そして、日本における労働組合のあり方についての考えを示す。日本の労働市場は、年功賃金と終身雇用があったから労働組合が育たなかったものの、今後は労働組合の必要性が求められるだろう。マルクスは労働組合が政治団体となることを否定した。日本における労働組合と政治団体(政党)の関係が興味深い。2021/07/03

さとうしん

13
西欧での労働組合の起こり、日本での状況など、労働組合の歴史的な起源から語り起こし、日本でユニオニズムが根付かず企業別組合となってしまった歴史的な経緯を詳述。凡百の論者なら「だから日本でユニオニズムは無理なのだ」と結論づけられるだろうが、本書は企業別組合とセットになるべき年功序列が崩壊した今こそユニオニズムを創る好機なのだと言う。日本での成功例として関西の生コン業界を取り上げているのが面白い。2021/04/14

浅香山三郎

11
労働組合の再生について、歴史と現状分析をつうじて論じてゐる。中世のギルドからの系譜が本来の労働組合の伝統のなかにあるといふ視点など、日本とのちがひがよくわかる。ユニオニズムが日本の労働組合にはない、といふのもよく分かるし、政党の利害に引きづられた日本の労働運動史の弊害といふのもよくわかるが、日本におゐてさういふものを作り上げる道程は果てし無く遠いといふ印象をもつた。2022/02/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17609920
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。