星海社新書<br> ストーリーメーカー―創作のための物語論

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星海社新書
ストーリーメーカー―創作のための物語論

  • 大塚 英志【著】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • 星海社(2013/12発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 296p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061385436
  • NDC分類 901.3
  • Cコード C0295

出版社内容情報

30の質問に答えていけば、ストーリーができあがる! 神話や民話の構造分析から導き出された物語作成のための決定版マニュアル。それは創作への冒瀆なのか、パンドラの箱なのか。

読むな、使え。30のQ&Aに答え、物語る。
あなたは物語る装置である。しかし、あなたはそれを鍛えることもなく、発動させることもない。30のQ&Aに徹底して答え、そして、思考することであなたの内なる「物語発生装置」を鍛え直し、再起動する、「読む」のではなく、書き込んで「使う」ための物語制作マニュアル。

※本書は2008年10月にアスキー・メディアワークスより刊行された同名書籍を底本とし、書き下ろしを加え、新書化したものです。

大塚 英志[オオツカ エイジ]
著・文・その他

内容説明

あなたは物語る装置である。しかし、あなたはそれを鍛えることもなく、発動させることもない。30のQ&Aに徹底して答え、そして、思考することであなたの内なる「物語発生装置」を鍛え直し、再起動する、「読む」のではなく、書き込んで「使う」ための物語制作マニュアル。

目次

はじめに 人は機械のように物語ることができる
第1部 創作のための五つの物語論(物語の基本中の基本は「行って帰る」である―瀬田貞二『幼い子の文学』;物語を構成する最小単位とは何か―ウラジーミル・プロップ『昔話の形態学』;英雄は誰を殺し大人になるのか―オットー・ランク『英雄誕生の神話』;世界中の神話はたった一つの構造からなる―ジョセフ・キャンベル『千の顔をもつ英雄』;ハリウッド映画の物語論―クリストファー・ボグラー『神話の法則』)
第2部 ストーリーメーカー―30の質問に答えてあなたの物語をつくる(主人公の内的な領域を設計する;物語の構造を組み立てる)
補講 「物語」は何故畏怖されるか
巻末付録 書き込み式「ストーリーメーカー」

著者等紹介

大塚英志[オオツカエイジ]
まんが原作者・批評家・国際日本文化研究センター教授。1958年東京都生まれ。筑波大学卒。80年代を徳間書店、白夜書房、角川書店で編集者として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

京和みかん

22
この本は大塚英志先生が書いた、実用的な物語創作本です。第二部にはQ&A形式の穴埋めにて物語を創作できるというワークシートが解説されており、「実践」に重きを置いて考える大塚先生の著作では中心を占める部分です。前半の第一部は様々な物語論を展開しています。創作に興味のある方、また人類にとって普遍的な「物語」という文化的側面に興味のある方も、楽しめる内容になっています。『読むな、使え』を推奨するこちらの本。創作者には必読です。2017/01/04

しゅん

19
『スターウォーズ』をひとつの基準点としつつ物語の創作の文法を説き、後半にはその実践編も用意する。「行きと帰り」「喪失と回復」などの構造があらゆる物語に共通するという点は深く頷くものの、一つの構造だけで物語を説明することの苛立ちも感じなくはないというのが自分の立場だけど、実際には本作はまんがや小説などを作るための実用書ではない気がしている。むしろ、人は生きる為に物語を無意識的に使っていて、そのパターンは実は一つしかないと伝えようとする本なのではないか。その意味で、本書は全ての人に開かれている。2017/04/18

Arisaku_0225

16
帯にある「読むな、使え」のアオリの通り、本書は(私)小説、シナリオ、脚本などのひとつのストーリーを作りたいと思っている人が対象の本。2部構成で後半が30の質問に答えていくことで、ストーリーを「出力」することが出来る。本書は鋳型みたいなもので、その鋳型は昔話や伝説を元に物語論を展開したブロップ『昔話の形態学』やボグラー『神話の法則』などを骨組みにし、論については前半で解説されている。創作に型を持ち込むのは一見すると堅苦しいような、拘束された印象に思うが、何事もまずは基本を知ることが肝要なのだろう。2023/11/15

ころこ

9
一連の著作を立て続けに読んでみて、ようやく一つの到達点に達したような気がします。例によって、後半のワークショップは無視して、前半の理論に注目してみました。ここで取り上げているのは、紹介されている4冊の外国の物語論です。これらはハリウッド映画など、エンタメ映画やTVのシナリオで流通しそうな虎の巻のようで、単にストーリー作成の楽屋裏を覗き見する目的に使えそうです。他方、これらは欧米文化圏の神話や、文化人類学を基礎にもしています。さらに著者は、柳田國男や折口信夫の仕事から、日本の民話にも同様の議論を発見していま2017/09/23

またの名

8
「ぼくの学生たちはぼくの文芸評論を一行たりとも読む気のない連中ばかりです」と漏らされる講義の様子に、苦労が偲ばれる。そんな学生であっても物語を作るとなると人類共通のパターンに一人で辿り着くのを見た経験が、プロップやキャンベルの神話研究から抽出できる同一の物語構造の存在を証明することに、著者は当然の事象と受け止めるのみ。創作を目的にしては読んでないので本書の道具としての有効性は判断できないが、コンピュータ機械が自動的に物語を製造していく脱神秘化されたビジョンを仮定の話のように見なすのは、もう不可能になった。2023/04/08

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