内容説明
茶の飲用法が伝わったとされる九世紀から現在まで、どのように茶文化は日本の社会に受容され、展開してきたのか。本書は、時代ごとに茶に関する代表的な人物をとりあげ、その時代の茶文化の様相と変遷を描き出す。ともすれば茶の湯に偏重しがちだった既成の茶文化観を排し、茶文化が日本の歴史や文化の中で占める位置を明らかにしてゆく、茶を通して見る日本文化史である。
目次
第1章 茶の伝来
第2章 飲茶風習の拡がり
第3章 茶の湯の大成
第4章 展開する茶の湯
第5章 茶文化はどこへ行くのか
終章 茶の湯と日本文化
著者等紹介
谷晃[タニアキラ]
1944年、愛知県生まれ。京都大学文学部史学科卒業。芸術学博士。出版社、香雪美術館勤務を経て、野村美術館学芸部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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