内容説明
スポーツ新聞整理部に深夜勤務する男は幸せになれるのか?
著者等紹介
佐飛通俊[サビミチトシ]
1960(昭和35)年3月7日、福井生まれ。中央大文学部哲学科卒。91年「静かなるシステム」で群像新人文学賞評論部門優秀作受賞。2006年『円環の孤独』で講談社ノベルスよりデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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笥箇
1
淡々を越えて、無感動、無感情。短編それぞれ、話自体は結構好き。2010/02/02
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
0
☆×3.5…異色系短編集。哲学や思想が必ず作品に絡むのが非常に印象的です。たぶん開口一番「何じゃこりゃ」と感じてしまう作品ばかりです。特にこの作品には終わることによる「答え」というものは存在しませんからね。先は自分で考える…といった感じかな。お勧めはよくよく読んでいくと狂っていると思えてくる「Xたち」。誘われた「私」がやけに普通に見えてしまいました。というか、怖すぎます。あまり考えずに読んだほうがいい作品です2010/08/29