講談社現代新書<br> 近江商人の哲学―「たねや」に学ぶ商いの基本

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講談社現代新書
近江商人の哲学―「たねや」に学ぶ商いの基本

  • 山本 昌仁【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065129036
  • NDC分類 588.3
  • Cコード C0234

出版社内容情報

滋賀県の小さな街の菓子会社が、縮小する和菓子業界で商売繁盛を続けている。近江商人の「三方よし」を現代に蘇らせた経営の秘密とは和菓子業界が縮小する中で、なぜたねやグループは右肩上がりの商売繁盛を続けるのか。

成功の裏には、「三方よし」「先義後利」に象徴される近江商人の商売道を現代に昇華させた著者・山本昌仁(たねやグループCEO)の哲学がある。

たねやのフラッグシップ店にして本社機能もある「ラコリーナ近江八幡」は、ショッピングモールのように快適に整備されているわけでもなく、派手なアトラクションもない。甲子園球場三つ分の敷地には、田んぼがあり、あえて地元の雑草を植えるなど自然の空き地のまま。50年後、100年後に近江八幡を人が集まる場所にして、地元に恩返しするために、目先の利益を追わなかった。融資を受ける際、「なんで菓子屋が田んぼをやる必要があるんや」と反対されても、押し切った。

結果、「ラコリーナ」は今、年間300万人近くが訪れる。最中や饅頭が飛ぶように売れ、焼きたて、切りたてのバームクーヘン売り場には長蛇の列ができている。
自分たちの利益より、まずはお客様が喜ぶことを考える。お客様以外の人々の利益も考える。生まれ育った地域に還元する。本社は地元から動かさない。
実は著者は会社の売上にはほとんど興味がない。「数字はあとからついてくる」

本人は意識していないのに、たねやが「現代の近江商人」と呼ばれる所以である。

近江商人がふたたび今注目されているのは、「企業の社会的責任」との関連だろう。社会や地域に貢献する、環境を保護する、持続可能な発展のあり方を考える……。

たねやの製造販売の考え方は、今後の商売、特に地方での商売繁盛のためのヒントがいっぱいです。


たねやはなぜウケたのか
なぜ世代交代は成功したか
ラコリーナの思想
「三方よし」をどう生きるか
たねや流「働き方改革」
変わるもの、変わらないもの


山本 昌仁[ヤマモト マサヒト]
著・文・その他

内容説明

お客様のことを考えろ!数字はあとからついてくる。不便なはずの「ラコリーナ近江八幡」に年間300万人近くが訪れた秘密とは?

目次

第1章 たねやはなぜウケたのか
第2章 なぜ世代交代は成功したか
第3章 ラコリーナの思想
第4章 「三方よし」をどう生きるか
第5章 たねや流「働き方改革」
第6章 変わるもの、変わらないもの

著者等紹介

山本昌仁[ヤマモトマサヒト]
和洋菓子製造販売のたねやグループCEO。1969年滋賀県近江八幡市でたねや創業家の十代目として生まれる。19歳より十年間和菓子作りの修業を重ねる。25歳のとき全国菓子大博覧会にて「名誉総裁工芸文化賞」を最年少受賞。2002年、洋菓子のクラブハリエ社長、2011年たねや四代目を継承、2013年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

219
「観光客が年間80万人も来たら御の字」と言われた滋賀県・近江八幡市にただ1軒で年間285万人も客が殺到するお菓子屋がある。この出だしに魅了された。話題の「たねや」の社長が書いた、「近江商人」のルーツから商売のキモが語られている1冊だ。なぜ、東京日本橋に近江商人が大店を構えられたのか? なぜ、全国に打って出たのか? など、これまで疑問に思っていたことが氷解。「瀬田の唐橋」を自費で建設した中井正治右衛門は、資金3000両のうち1000両で橋を造り、残り2000両は利殖に回し将来の橋架け替えに備えた。感動!2024/04/16

KAZOO

119
たねや、というとバームクーヘンが有名です。私も結構食べてきました。ところが源流がこの本に書いてあるような和菓子がもともとのお店だとは知りませんでした。和菓子で滋賀というと叶匠寿庵のほうがイメージとしては出てくるのですが。このたねやも自然を中心としたテーマパークのようなものをつくっているとは。やはり京都に近いということや、琵琶湖を中心とした自然に恵まれているということも関係あるのでしょうね。2018/10/22

Akihiro Nishio

28
先月訪れた滋賀県本2冊目。その時、何も知らずに入った「たねや」に関する本。父の代に事業拡大したが、その時のエピソード、覚悟が凄い。支店を出したらそこに移り住み、10円のものでも領収証をもらって店の名前を知ってもらおうとする。事業継承がスムーズにいくため引退後は和菓子の味にさえいっさい口を出さない。息子の代になると、よりブランド化、地域との共生路線、意志決定システムを会社のサイズに変更。わすが2代で、たった1件の廃れゆく和菓子屋を巨大グループにした手腕をみた。岐阜県的にも参考になるところ多数。 2019/01/27

そうたそ

20
★★★★★ いつ行っても膨大な客で溢れかえっているラ・コリーナ。周りに何も無い鄙びた場所にあるにもかかわらず。それほどまでに客が集まるのは、今や滋賀といえば琵琶湖の次に名前があがるくらいになった、たねや(クラブハリエ)のブランド力故だろう。たねやグループのCEOである著者の経営哲学が語られる本書では、なぜたねやがこれほどまでの人気ブランドに成長したかがよく分かる。ありふれた緑しかないのに、あれほどラ・コリーナに魅力を感じるのも本書を読めば頷ける。いずれは森になっていくというのが今から楽しみ。2020/02/17

ロッキー

10
地元の企業ということもあり、手に取ってみた。普段何気なく食べている和菓子も実は少しずつ味が変えられていることに驚きを隠せなかった。これからも頑張ってもらいたい。2018/11/12

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