中公新書
正倉院文書の世界―よみがえる天平の時代

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  • サイズ 新書判/ページ数 304p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121020543
  • NDC分類 210.35
  • Cコード C1221

内容説明

日本史の研究では、平安時代より奈良時代のほうがよくわかると言う。正倉院文書があるからである。美しく飾られた天皇や皇后の肉筆、戸籍などの公文書もあれば、下級役人の昇進嘆願書や盗まれた物を捜すための休暇願、待遇改善を訴えるメモも残されている。華やかな東大寺大仏開眼の模様、クーデターの内実、さらには庶民の衣食住まで、バラエティ豊かな文書から天平の息吹きを感じてみよう。あわせて流出した文書の謎も解明。

目次

序章 正倉院文書の世界
第1章 聖武天皇と光明皇后
第2章 大仏開眼
第3章 国家と百姓
第4章 中央官制と地方行政
第5章 造寺・造仏と写経―国家プロジェクト
第6章 国家プロジェクトを支えた人々
第7章 天平の国際交流
終章 正倉院文書研究をめぐる環境

著者等紹介

丸山裕美子[マルヤマユミコ]
1961年(昭和36年)、広島県生まれ。1984年、お茶の水女子大学文教育学部卒業、93年、お茶の水女子大学大学院博士課程単位取得退学。99年、博士(文学)(東京大学)。愛知県立大学助教授などを経て、同大学教授。専攻・日本古代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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