内容説明
認知症、病気、詐欺、事故、子どもの失業―老後の生活にはさまざまなリスクが潜んでいる。そして一度問題が生じると、周囲に気づかれないまま生活が破綻してしまうことも、現代の日本社会では少なくない。高齢者を助けるサービスはたくさんあるのに、なぜ十分に活用されないのか。苦しむ高齢者を一人でも減らすため、また、自分や家族がそうした事態に陥らないために、何が必要なのか。豊富な実例とともに考える。
目次
第1章 高齢社会の現実(高齢化の特徴;健康 ほか)
第2章 事例で見る生活破綻(判断力の低下;健康状態の変化 ほか)
第3章 高齢者特有のリスク(生活破綻の実態;セルフマネジメント能力の低下 ほか)
第4章 サービス利用の有無を分けるもの(社会保障制度の変遷;こんなにある有用なサービス ほか)
第5章 高齢者の生活破綻を防ぐために(守らなければならないもの;大阪の社会貢献事業 ほか)
著者等紹介
西垣千春[ニシガキチハル]
1958(昭和33)年、京都府生まれ。関西大学社会学部卒業、大阪大学大学院医科学研究科修士課程、同医学研究科博士課程修了(医学博士)。社会福祉法人聖徳園職員、大阪大学医学部助手、四天王寺国際仏教大学人文社会学部助教授を経て、神戸学院大学総合リハビリテーション学部社会リハビリテーション学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 日本洋学人名事典