中公新書<br> カラー版 インカ帝国―大街道を行く

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中公新書
カラー版 インカ帝国―大街道を行く

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  • サイズ 新書判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121022011
  • NDC分類 268
  • Cコード C1226

内容説明

インカ帝国は、北はコロンビア、南はチリ、アルゼンチンにまでまたがる広大な領土に、総延長三万キロにおよぶカパック・ニャンと称される王道を張りめぐらした。海岸地方に広がる砂漠、険しい岩や雪の山稜や断崖、鬱蒼とした森林帯、荒涼たる原野などを大道が貫き、都市や神殿などを結んでいた。自らの足でアンデス全域を歩いた写真家が、遺跡や大自然などを含む数々の未公開写真とともに知られざる大帝国の世界に迫る。

目次

序章 アンデスの広さとインカ帝国
第1章 初期のインカ帝国とクスコの都
第2章 未知に包まれた黄金の東方圏
第3章 山脈が連なる高地と海や砂漠の北方圏
第4章 西方圏の大アンデネスと漁の海
第5章 荒涼たる高原高地が広がる南方圏
第6章 大街道カパック・ニャンとインカ

著者等紹介

高野潤[タカノジュン]
1947年、新潟県生まれ。写真家。写真学校卒業後、1973年からペルーやボリビアをはじめとしたアンデスやアマゾン地方に毎年通いつづける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

7
インカ帝国は,非常に広大な領土を持っていた.だからこそ,一国でも場所によって様々な様相を見せてくれる.人が多く通れば,そこには自然と道がうまれる.道を調べるということは,その国とそこに住んでいた人々のことを調べることにつながる.2013/03/14

tsubomi

5
2014.06.17-07.05:ペルーを中心にボリビアやチリやその他の地域へと伸びる古代からの道「インカ道」についてのレポート。石畳の大街道もあれば、断崖絶壁に作られた数十センチの狭い道もあり、周囲に築かれた宿場街や倉庫群、城塞や畑や金銀細工場など興味深い遺跡の数々に触れられていて、写真が豊富なのがよかったです。地図が少なく、地名がわかりにくいので距離感や場所のオリエンテーションがつかないのが難点ですが。写真の中では特に突き抜けるような青空の美しさと見渡す限り上下左右に展開する段々畑が印象的でした。2014/07/05

Komine Masako

2
この数十年、幾度となく南米を旅してきた写真家さんが書いた本。インカ帝国は、四つの区画(スユ)に分けられていたそう。その区画ごとに章を起こし、インカの首都クスコからそれぞれの区画へ延びる街道の周辺をレポートしたもの。さすがに写真が素敵。向こうでは棚田(棚畑?)をアンデネスっていうらしいけど、いや迫力がある。密林あり砂漠地帯あり。日本じゃ見られない素晴らしい景色に圧倒された。いいなあ。時間があれば、クスコ周辺だけでも行ってみたい。ただ、もうちょっと地図がたくさんあったらもっと見やすかったかも。2013/05/15

takao

1
写真集。 ☆コカの葉がなければ、あんな精密な道路、建物が作れなかったのかも。2020/01/14

KAHYA

1
 自分にとっては夢のような願いだが、いつかインカの道の一筋でも歩くことができればなと思い、写真を眺めながら著者が思い描くインカ帝国興亡の歴史にふれるものがたりを楽しんだ。  過去に、クスコ、マチュピチュには訪れたことがあり、著者の同じ中公新書ビジュアルのマチュピチュは読了済み。2015/06/16

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