中公新書<br> 六国史―日本書紀に始まる古代の「正史」

個数:
電子版価格
¥902
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

中公新書
六国史―日本書紀に始まる古代の「正史」

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月27日 15時13分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 248p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121023629
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C1221

出版社内容情報

日本書紀に始まる六つの歴史書『六国史』。この天地創世から平安中期まで、国家の動向を連続して記録した根本史料の魅力と軌跡を紹介

内容説明

奈良時代から平安時代にかけて編纂された歴史書「六国史」。七二〇年に完成した日本書紀から、続日本紀、日本後紀、続日本後紀、日本文徳天皇実録、日本三代実録までを指す。天地の始まりから平安中期の八八七年八月まで、国家の動向を連続して記録した「正史」であり、古代史の根本史料である。本書は、各書を解説しつつ、その真偽や魅力を紹介。また、その後の紛失、改竄、読み継がれ方など、中世から現代に至る歴史をも描く。

目次

序章 六国史とは何か
第1章 日本最初の歴史書―『日本書紀』(全三〇巻の構成と記述―神代から四一代持統天皇まで;伝承と記録のあいだ;素材―公文書から外国文献まで)
第2章 天皇の歴史への執着―『続日本紀』『日本後紀』(奈良時代史への入り口―『続日本紀』;英主、桓武天皇の苦悩―特異な成立;太上天皇への史臣評―『日本後紀』)
第3章 成熟する平安の宮廷―『続日本後紀』『日本文徳天皇実録』『日本三代実録』(秘薬を飲む天皇の世―『続日本後紀』;摂関政治への傾斜―『日本文徳天皇実録』;国史の到達点―『日本三代実録』)
第4章 国史を継ぐもの―中世、近世、近代のなかで(六国史後―「私撰国史」、日記による代替;卜部氏―いかに書き伝えられてきたか;出版文化による隆盛―江戸期から太平洋戦争まで)

著者等紹介

遠藤慶太[エンドウケイタ]
1974(昭和49)年兵庫県生まれ。2004年大阪市立大学文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。皇學館大学史料編纂所助手、同助教授を経て、13年より皇學館大学研究開発推進センター准教授。専攻・日本古代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

巨峰

68
日本書紀からはじまる国撰の歴史書「六国史」。権力に阿ってばかりだとか、架空だ、ねつ造だ、とか戦後歴史家から悲惨な扱いを受けていたものの必ずしもそうじゃないことがこの新書でわかってよかった。しっかりその背景を読み解けばいいだけの話。「官報を綴ったもの」という形容は面白い。なによりこれらの歴史書が後世にしっかり伝わったことに関して、日本の古代からの関係者の尽力に感謝すべき。徳川家康とかも、しっかり保護してたんだぜ。古代から平安の頃の歴史小説好きの人にもお勧めです。2018/09/09

レアル

50
いつかは通読したいと思っている六国史。「日本書紀」は読んだ事あっても、それ以降のものを読んだ事がないので「それ以降のもの」を「その内に」読みたいための予習のために読んだ。どういった内容のものというものも勉強になったが、その構成や編纂にあたるための事業の思い入れも読んで初めて知った。改めていつか必ず六国史を読む!と決意をさせてくれた本。楽しい読書だった。2020/07/19

Tomoichi

31
720年に完成した日本書紀に始まり、続日本紀、日本後記、続日本後紀、日本文徳天皇実録、日本三代実録と続いた勅撰国史である「六国史」をわかりやすく解説。日本後紀が3/4が失われること、残っているものも塙保己一が発見したこと、その他知らないことばかり。自分の無知に悲しくなりました。2017/06/28

やいっち

30
六国史とは、『日本書紀』『続日本紀』『日本後紀』『続日本後紀』『日本文徳天皇実録』『日本三代実録』で、奈良時代から平安時代にかけてまとめられた古代の歴史書群の、後世の呼称である。いずれの章も興味深かったが、歴史の門外漢の小生が興味を惹かれたのは、徳川家康が大坂の陣の真っ最中に、六国史など日本の歴史書の書写に努めよと命令を発していること。さすが家康には目線の高さがある。以後、時代の趨勢や技術の進展もあって、歴史書は書写から印刷の時代へと移り変わっていく、その端緒となったとか。 2017/02/13

kokada_jnet

22
中世の「源氏物語」注釈では、「源氏物語」を実際の歴史にあてはめて解釈していたという話が面白かった。2016/12/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10211040
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。