中公新書<br> カラー版 日本画の歴史 近代篇―狩野派の崩壊から院展・官展の隆盛まで

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中公新書
カラー版 日本画の歴史 近代篇―狩野派の崩壊から院展・官展の隆盛まで

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  • サイズ 新書判/ページ数 219p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121025135
  • NDC分類 721.9
  • Cコード C1271

出版社内容情報

大和絵、狩野派、浮世絵など日本伝統の絵画は、開国後、西洋絵画と出会った。日本美術はフェノロサによって評価され「日本画」が成立、岡倉天心らの努力により発展した。
近代篇では、幕末に盛んになった横浜浮世絵・南画から説き起こす。そして、富国強兵の空気の中、国家主導で堂々たる作品が数多く制作された国家形成期の明治、人文主義を背景にのびやかな画風が完成した大正を描く。主要な日本画を多数収載。

草薙奈津子[クサナギナツコ]
著・文・その他

内容説明

画家たちは近代化にどう向き合ったのか。開国後、大和絵、狩野派、浮世絵など日本伝統の絵画は、西洋絵画と出遭い、「日本画」と称すようになった。フェノロサに評価された日本画は、岡倉天心、橋本雅邦らが新設の東京美術学校で確立。のちには日本美術院の横山大観や菱田春草らが技法を追究し進展させる。幕末の横浜浮世絵や南画から、国家主導で堂々たる作品が制作された明治期、そして、今村紫紅に代表されるのびやかな画風の大正期を描く。

目次

第1章 明治・大正の南画
第2章 幕末・明治の浮世絵
第3章 忘れられた明治の日本画家たち
第4章 フェノロサと芳崖・雅邦、近代日本画第一世代
第5章 岡倉天心と日本美術院の作家たち
第6章 日本美術院第二世代の台頭と活躍―紫紅・靫彦・古径・青邨
第7章 官展の歩み―東京画壇・京都画壇

著者等紹介

草薙奈津子[クサナギナツコ]
1968年慶應義塾大学文学部哲学科卒業。69年から山種美術館学芸部企画・普及課長を務めたのち、慶應義塾大学、東京藝術大学、学習院大学の各講師を経て、2004年より平塚市美術館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

巨峰

53
ドン・ウィンズロウの「ザ・カルテル」を読んだら、その後しばらくはあっさりしたものを読みたくなるって本当だった(笑 フェノロサとか岡倉天心とか名前はよく知っていても具体的には知らなかったし、明治から大正にかけての日本画家は名前は知っている人はいても系統だって理解していたわけじゃないから、少しためになった気がしました。今後、美術展などにいくならば是非手元に置いておきたい一冊。こういう日本画ばかりよく集めて常設展をしている美術館ってないのかなぁ2021/02/08

多喜夢

7
美術団体や画家がたくさん出てきて、一度読んだだけでは覚えきれない。絵の紹介をしているのだが、図版がないのでちんぷんかんぷんのところがあった。例えば注目すべきは大観の「山路」ですと言って、何行かに渡って解説しながら、図版を載せていないというようなところがあったのが残念。2021/11/07

Book Lover Mr.Garakuta

7
美術品に関しては何の知識もないずぶの素人である自分には敷居が高い本だったが、作品そのものは美しいなと思ったけど、其れしか思わんかった2019/04/06

クサバナリスト

6
知らない画家もあり、今後、美術館へ出かけるときの参考になった。2019/01/16

chang_ume

6
近代和風文化の成立過程を「近代日本画」経由で見てみようと。これが大当たりでした。西洋との出会いは巨大なインパクトを生み、「写実」「絵具」「主題」などの諸項目を通じて伝統絵画を換骨奪胎していく。近代日本画とはまさしく文化変容の典型なのだ。たとえば近代文芸運動と接続しながら「新しい挿絵」など革新を遂げていく様は、巨大な系としての「近代日本」が姿を現していく過程そのものでしょう。また円山・四条派を母胎とした「京都派」が、伝統的に「写実」重視の姿勢ゆえに「近代化」が容易だったことも興味深い。全てが示唆に富む。2018/12/14

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