中公新書<br> 物語イスタンブールの歴史―「世界帝都」の1600年

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中公新書
物語イスタンブールの歴史―「世界帝都」の1600年

  • 宮下 遼【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 284p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121026637
  • NDC分類 226.6
  • Cコード C1222

出版社内容情報

イスタンブールの歴史は古い。ローマ帝国の混乱を収めたコンスタンティヌス一世が三三〇年に建設した「新ローマ」から一九二二年にオスマン帝国が滅するまで一六〇〇年余り、世界の中心として君臨した。本書は、ビザンツとオスマン、二つの帝国支配の舞台となったイスタンブールのガイドである。城壁に囲まれた旧市街から、猥雑な新市街、アジア、そして近代のメガシティ――時間旅行者となり、複雑多彩な古都を愉しむ。

内容説明

ローマ帝国の混乱を収めたコンスタンティヌス一世が三三〇年に建設した「新ローマ」から、一九二二年のオスマン帝国滅亡まで一六〇〇年余り、「世界帝都」として繁栄したイスタンブール。本書は、ビザンツとオスマン、二つの帝国支配の舞台となったこの地の案内記である。城壁に囲まれた旧市街から、西欧化の象徴である新市街、東の玄関口アジア岸、そして近代のメガシティへ―複雑多彩な古都を愉しむ時間旅行。

目次

序章 世界帝都の記憶と身体
第1章 世界の中心―旧市街東部・南部
第2章 壁外へ至る門前町―旧市街西部
第3章 愉楽と混沌の異人街―新市街南部、ガラタ城市とその周辺
第4章 都人の行楽地―ボスポラス海峡沿岸
第5章 アジア、あるいはアナトリア
第6章 花開く近代―新市街北部、ペラ、ハルビイェ
第7章 新都心とバンリュー
終章 世界帝都の夢を見る世界都市

著者等紹介

宮下遼[ミヤシタリョウ]
1981年、東京都生まれ。東京外国語大学外国語学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在は大阪大学言語文化研究科准教授。専門はトルコ文学(史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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skunk_c

74
いわゆる歴年で記述する歴史ではなく、イスタンブールという長い歴史を誇る都市の形成過程を意識しながら、都市の各地域をガイドしつつ歴史に思いをはせるといった内容で、地域ごとの地図が章頭に示されているのもありがたい。また、コーヒー、チャイ、煙草の喫煙方法などのちょっとした蘊蓄もあり、読んでいる中で時代の喧噪を感じるような場面もあり、疑似体験的な雰囲気を味わえた。ただ、著者は比較的若手の文学者なのだが、妙に気取った文体がちょっと気になった。素直な表現をすればもっと読みやすいと思うのだが。高校生には敬遠されるかも。2023/01/23

チョコ

66
イスタンブールを案内されながら説明受けている感じ。写真がもっとあるといいなあと思いつつ、これは実際行った後に読んだらもっと面白いだろうなぁ!旅行自由に行けるようになったらぜひトルコへ行きたい。2022/08/20

サケ太

24
かなりの良書。地形を追いつつ、イスタンブールを巡る。歴史、地理。その場所になにがあったのか。イスタンブールとはどのような場所なのか。それを知り、見知らぬ土地を追体験できる。イスタンブールでコーヒーを飲みたい。面白い立地の都市。様々な国家の都になった場所。世界帝都の昔と、今。とても刺激的な旅だった。2022/06/26

崩紫サロメ

24
オルハン・パムクの翻訳で知られる著者が描くイスタンブル。2018年に刊行した学術書『多元性の都市イスタンブルー近世オスマン帝国の都市空間と詩人、庶民、異邦人』と同様、時系列による通史ではなく、史料を通して(新書なので注釈が無いのが残念であるが)イスタンブルの様々な場所を訪れ、そこを行き交う人々の姿を蘇らせる試みがなされている。『多元性の都市~』のコンパクト版とも言えるが、やはり面白かったのが、20世紀後半以降の部分。乱立する「一夜立て」の家。変わりゆく街並み。そして2021年タクシム広場に落成したモスク。2021/10/12

kk

21
イスタンブルの街角あちらこちらに息づく歴史と文化の香り。本書は、トルコ文学の研究者である著者が、読者をそんなこの街の散策に誘いながら、その横顔と雰囲気を流麗な文章で綴っていくもの。美しく練り上げられた精緻な記述は、この本に傾けられた著者の並々ならぬ情熱を感じさせますが、他方では、「歴史の本かと思ったら歴史散歩の本だった」みたいな感もなしとせず、馴染みのない地名などが頻出することもあって、正直言って読むのがちょっとしんどかったです。いつかイスタンブルを訪れることがあれば、是非また読み返してみたいと思います。2022/09/25

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