中公新書<br> 数学する精神―正しさの創造、美しさの発見 (増補版)

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中公新書
数学する精神―正しさの創造、美しさの発見 (増補版)

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  • サイズ 新書判/ページ数 277p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121919120
  • NDC分類 410
  • Cコード C1241

出版社内容情報

数学における「正しさ」とは何だろうか。公式や証明は絶対的に正しいもので、揺るぎない「神の知」だと思っている人も少なくないだろう。しかし数学を創ったのが人間である以上、究極的には仮説的で暫定的であることを免れない。ならば「正しさ」「美しさ」は、数学という営みにおいてどんな意味を持つのか。「真の正しさ」「美しさ」に正面から対峙した伝説の書に、「数学とは何なのか」を論じる「後奏曲」を加筆した増補決定版!

内容説明

数学における「正しさ」とは何だろうか。公式や証明は絶対的に正しいもので、揺るぎない「神の知」だと思っている人も少なくないだろう。しかし数学を創ったのが人間である以上、究極的には仮説的で暫定的であることを免れない。ならば「正しさ」「美しさ」は、数学という営みにおいてどんな意味を持つのか。数学の「真の正しさ」「美しさ」に正面から対峙した稀有の書に、「数学とは何なのか」を論じる「後奏曲」を加筆した増補決定版!

目次

第1部 人間と数学(計算できる記号;ウサギとカメ;ビールのパラドックス;コンピューターと人間)
間奏曲:数学の美しさ
第2部 記号と意味(組み合わせの数;パスカルの半平面;ドッペルゲンガー;倒錯した数)
エピローグ:数の系譜
後奏曲:数学の正しさ

著者等紹介

加藤文元[カトウフミハル]
1968年仙台市生まれ。1997年、京都大学大学院理学研究科数学・数理解析専攻博士後期課程修了。九州大学大学院数理学研究科助手、京都大学大学院理学研究科講師、京都大学大学院理学研究科准教授、熊本大学大学院・理学研究科教授等を経て、東京工業大学理学院数学系教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おせきはん

22
美しさと正しさが追求されてきた数学の歴史を解説しています。文系の私には具体的な数学の理論はわからない箇所も多かったものの、数学の美しさは何となく理解できました。本書を読みながら、高校時代の数学の先生が数学の美しさを力説されていたことを思い出しました。2020/08/18

kthyk

18
初読は2010年と記憶している、個人的なkindle出版のキッカケとなったからだ。理系のボンクラ、小説を読むようには、読みとれなかったが、「間奏曲:数学の美しさ」に誘惑された。・シンプルであること・普遍的であること・背景に奥深さを感じさせること・意外であること。今回の増補版の再読も理解には程遠いのだが、追加されていた「後奏曲:数学の正しさ」が面白かった。数学者にとっての「正しさの基準は一つのパラダイム」。機械が計算して出してきたことと人間の身体論の正しさとどう折り合いをつけるのか。時代はシフトしたのだ。2022/08/23

エリナ松岡

12
「はじめに」が結構堅い文章だったので難しそうだなあと恐々読んでいましたが、本編はすごく柔らかい感じでした。著者は初版当時はビール、今はワインが大好きなんだそうで。▼数学とは揺るぎない自然の法則をあるがままに機械的に拾い上げるもの、と思われがちだが実際にはもっと人間本位であり、かつ美しいものだよ、ぐらいの主張でしょうか。少し意訳しすぎな気もしますが… まあとにかく僕のようにこれまで数学に縁のなかった人にとっては数学の見方が大きく変わると思います。2020/08/03

寝子

5
2項展開を負の整数や分数に拡張するとテイラー展開の特殊な場合が出てくるところがスリリングで面白かったです。猫がまったく新しいかわいさを見せてくれた時みたい。2021/05/06

預かりマウス

4
数学は学生の頃から大の苦手で全くの素人、というか今では中学生程度の知識すらも自分からは失われていると思う。初めて読んだ数学に関する書だと思うが、数学原論・数哲学のような内容で、面白く読めた。理解しきれないところは多々あったが。パスカルの三角形、二項展開、組み合わせの数の三位一体などは、興味深かった。理系の学問は中高時代は特に、深いところまで突っ込まずに表層的に覚えさせられるので苦痛なのだが、より根源的に考察すると仮説だらけで恣意的ということがわかる。しかしやはり刺激的で面白いのだ。数学もそうなのだと実感。2022/01/17

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