出版社内容情報
アクティブ・ラーニングなど学習思想の進化は,MoocsやICT授業など技術の進化とあいまって,いま学びのかたちを決定的に変えている.そのかたちはどんな内容を学習者にもたしうるのか.第一人者が自らデザインした事例も交え,理論と実践の双方から解説する決定版.
内容説明
2020年、突然強いられた「オンライン授業」の普及は、それ以前に教育現場に導入されつつあったICTの意図せぬ晴れ舞台になったとともに、「遠隔学習と対面学習をどのように位置付けるのか」「学習の質を保証するために何をしなければならないのか」など、テクノロジーを教育に導入する意義を問いなおさざるをえない事態ともなった。ポストコロナの時代を見据え、第一人者が学習理論と技術をつらぬく実践のデザインについて語る。
目次
第1部 理論編(変容する社会と学習目標;学習環境の理論的基盤;学習環境とイノベーション)
第2部 事例編(学習環境としての空間;学習環境としての人工物;学習環境としての活動;学習環境としての共同体)
第3部 実践編(学習環境とデザイン;学習環境デザインの過程;技術決定論を超えて)
著者等紹介
山内祐平[ヤマウチユウヘイ]
1967年生まれ、大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程中退。大阪大学助手、茨城大学講師・助教授を経て、東京大学大学院情報学環学際情報学府・教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えいこさん
1
むちゃくちゃ読み応えがあった。経験や勘による実践知をきちんと理論化していくことが今後必要とされるなあ。学習とかイノベーションとか、枠にはめられないものが、これだけ研究としてまとめられているのは圧巻。2022/02/17
Y.O.
1
学習、イノベーションについての体系的な導入から、著者の経験に基づき、イノベーションを読み解く。自分の置かれたコンテキストによって、あてはめるフレーム(インサイドアウトかアウトサイドイン)が変わるというのは気づきだった。2021/05/02
a6
0
図が分かりやすくて、ちゃんと内容を補佐してるのが良い。2022/03/13