内容説明
新しく生まれてくる文化には「毒」がある。それは、批評であり、権威への懐疑であり、何よりも新しい表現のことだ。読者はここに提示される「毒」の豊かさに驚くに違いない。「反復と変奏の時代」に気鋭の劇作家・宮沢章夫が語る、画期的サブカルチャー論!
目次
序章 サブカルチャーとは何か
第1章 五〇年代にサブカルチャーの萌芽を見る
第2章 六〇年代の表現者たち―大島渚、新宿、『カムイ伝』
第3章 極私的、七〇年代雑誌・音楽変遷史
第4章 セゾンとYMOで八〇年代を語る
第5章 「サブカル」の出現と岡崎京子
第6章 それぞれのサブカルチャー
ニッポン戦後サブカルチャー史関連年表 サブカルチャーの履歴書1945‐2014
著者等紹介
宮沢章夫[ミヤザワアキオ]
劇作家・演出家・作家。1956年12月9日生まれ。80年代半ば、竹中直人、いとうせいこうらとともに、「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」を開始。その作・演出をすべて手がける。90年、作品ごとに俳優を集めて上演するスタイルの劇団「遊園地再生事業団」の活動を開始し、『ヒネミ』(92年)で、第37回岸田國士戯曲賞受賞。2005~2013年まで、早稲田大学文学学術院文化構想学部教授も務める。主な著書に『時間のかかる読書―横光利一『機械』を巡る素晴らしきぐずぐず』(河出書房新社、2010年伊藤整賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
北杜夫そっくりおじさん・寺
ばんだねいっぺい
zirou1984
akihiko810/アカウント移行中
しゅん