出版社内容情報
直木賞で全選考委員に絶賛された『流』の著者が、愛する映画と音楽のこと、テキーラ、そして台湾の原風景について綴ったエッセイ集。
東山 彰良[ヒガシヤマ アキラ]
著・文・その他
内容説明
幼いころ過ごした台湾の原風景、直木賞受賞作『流』のモデルになった祖父の思い出、サラリーマンになりたての頃の愚かな喧嘩、マエストロの資格を取るほど惚れ込んだテキーラ、そして、愛する本と音楽と映画のこと―。売れなかった時代も、受賞直後の狂騒の日々も、この人の姿勢は変わらない。作家の魂に触れるエッセイ集。
目次
第1章 はじまりの風景(音楽が聴こえた日;ありきたりの痛み;サンタクロースの失敗 ほか)
第2章 銀幕にたぶらかされて(『実録・連合赤軍あさま山荘への道程』;『大いなる陰謀』;自己紹介 ほか)
第3章 孤独の雨(基本、ひとりぼっち 大学生への提言1;パーティが終わるとき 大学生への提言2;きっかけとしての旅 大学生への提言3 ほか)
著者等紹介
東山彰良[ヒガシヤマアキラ]
1968年台湾生まれ。幼少期を台北で過ごした後、日本に移る。2003年、「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞を受賞した『逃亡作法 TURD ON THE RUN』で作家デビュー。09年『路傍』で大藪春彦賞、15年『流』で直木賞、16年『罪の終わり』で中央公論文芸賞を受賞。17年に刊行した『僕が殺した人と僕を殺した人』では読売文学賞、渡辺淳一文学賞、織田作之助賞の3冠に輝く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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