シリーズケアをひらく<br> あなたの知らない「家族」 - 遺された者の口からこぼれ落ちる13の物語

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シリーズケアをひらく
あなたの知らない「家族」 - 遺された者の口からこぼれ落ちる13の物語

  • 柳原清子
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  • 医学書院(2001/03発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 196p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784260331180
  • NDC分類 490.14
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 それはケアだろうか。幼子を亡くした親、夫を亡くした妻、母親を亡くした少女たちは、佇む看護婦の前で、やがて「その人」のことを語り始める。人はなぜ語るだけで新たな力を得ることができるのだろう。ためらいがちな口と、傾けられた耳によって紡ぎだされた物語は、語る人を語り、聴く人を語り、誰も知らない家族を語る。    《目次》 I 幼い子をなくして  しゃぼん玉/ドライブ/ひまわり/野球少年/卒業  II 成人した子をなくして  約束/遠き山々/同行二人  III 配偶者をなくして  城跡にて/「みー」と「たっちゃん」  IV 親をなくして  うす紅色のカーネーション/日なたとインクのにおい  V 旧家  父と母(健一の語り)/息子と嫁(ハル子の語り)/百か日(イトの語り) 

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

90
なんてすばらしい本なのでしょう。ケアとは何か?それを考えるヒントになる話が13話。いずれも若くしてがんでターミナル期を迎えて亡くした家族を持つ人たちへのインタビュー。「あのとき、あなたの家族に何が起きていたのですか?」「そのとき、あなたは…」I幼い子をなくしてII成人した子をなくしてIII配偶者をなくしてIV親をなくしてV旧家から成る。「闘い」の要素もあるが、「逆縁」という言葉もある。初七日の「お悔み」の意味。それぞれの家族に語られる文脈があり、家族の死と折り合いをつけて生きている。聞き取りをした看護師⇒2020/11/28

trazom

70
看護師である柳原さんが、ガンで家族の一員を亡くした人たちを訪ねて聞き取った13の物語。深い愛情とともに誠心誠意の看病を全うした家族たちの物語に、胸がいっぱいになる。(それを発した側には何の悪意もないが)医療関係者や親族や友人からの何気ない言葉が、家族を傷つけてしまう現実も明かされる。医療関係者は、患者と向き合うだけでも精一杯なのに、ましてや、その家族たちの思いに心を砕く余裕など持ちようがないに違いない。それを承知で、看護師である著者は、家族の側の気持ちを理解しようとして聴取を行う。その志に敬意を表したい。2021/01/18

ケロコ

27
辛かった。ただ辛かった。2016/03/10

Oliver

3
涙なしでは読めなかった。あとがきで、「お悔やみというのは悔やんでいいということ。悔やむことが供養だ、という意味」とあって、そうなんだと思った。優しい言葉だと思った。2021/08/14

CBF

2
(★★★★☆) 幼子を亡くした親、夫を亡くした妻、母親を亡くした少女たちは、佇む看護師の前で、やがて「その人」のことを語りはじめる。ためらいがちな口と、傾けられた耳によって紡ぎ出された物語は、誰も知らない家族を語るー。 それぞれの人達の語りが口調もそのままに再現されていて、亡くした家族への想いや悲しみがストレートに伝わって来る。フィクションの闘病ドラマ等には無い生々しさが、読んでいて胸に迫った。 『人間としてのひたむきなまっすぐな関心をその人によせるとき、その照り返しのように、ことばがこぼれ落ちてくる。』2020/11/01

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