目次
第1章 流体の性質と静力学(固体と流体;力と圧力;密度と比重;パスカルの原理;圧力の高さの関係と圧力の測定;平面壁に作用する然圧力;浮力)
第2章 流れの基礎式(流体力学に使われる色々な用語;連続の式;ベルヌーイの定理;運動量保存則)
第3章 層流と乱流(粘性のある流れ;層流と乱流;管内の層流)
第4章 抗力と揚力(物体に働く抗力と揚力;回転する物体に働く力;流れのはく離)
著者等紹介
武居昌宏[タケイマサヒロ]
1995年早稲田大学大学院理工学研究科博士課程修了博士(工学)。現在、日本大学理工学部機械工学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nbhd
16
なんにもまして「圧力」の衝撃だ。圧力と言えば“ギュッと一方向に押すイメージ”。それが、別の本にあった「圧力とは、体積あたりのエネルギー密度である」という定義に覆されたばかりだったのだが、それをいとも簡単な数式で表せるのに驚いた。「圧力=力÷面積」。右辺の分母分子に1辺の長さLを掛けると、「力×長さ/体積」⇒「(物理学的な)仕事/体積」。仕事(J/ジュール)はエネルギーの単位なので、圧力すなわちエネルギーなのであった。Pa=J/㎥=E。言われてみればそうなのだけど、数式持ち出されると、あらためてスゲェと思う2021/07/25
ちぃ
5
流れの基礎式である、ベルヌーイの式を把握いたしました。レイノズル数に関してもまとまった説明がありますね。2022/07/04
mdoguti
2
河川の教科書を読んでいて、思っている以上に水理学の知識が抜け落ちていることが判明。水理学の復習のため、ネットで評判のよかった本書を購入。内容は、教養初年度(の前期)レベルをサラッと流した感じで「こんな公式あったなあ」と色々な知識がよみがえってくるのを実感。本書はあくまで「おさらい」のための本であり、入門書ではない。(だから公式が天下り式に突然出てきたりする。工学で重要なのは、公式そのものよりも、その導出過程と適用限界)入門書レベルの本に歩を進めたいと思う。2021/07/29
にしもん
1
基礎の基礎が読みやすく書いてある。エネルギー保存・運動量保存・ベルヌーイの定理・層流・乱流・粘度・レイノルズ数・抗力・揚力など。数式はところどころ出てくるが難しい展開などはなくわかりやすい。流体力学はちゃんと学んだことがなかったけど、この本は取り掛かりとするにはよいと思う。登場するキャラクターはかわいいけど恋愛とかロマンスの要素が一切ないのが物足りないところかな...😆2021/03/17
悟
1
基本の基本。この1冊で復習できる!とは言い難いが、気軽に読めるのでアリだと思う。物理系の本は気軽に読める本が少ないので貴重。2017/07/20