徹底解説 図解・系統連系―分散型電源を高低圧配電線に

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徹底解説 図解・系統連系―分散型電源を高低圧配電線に

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  • サイズ B5判/ページ数 202p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784274505461
  • NDC分類 543.1
  • Cコード C3054

出版社内容情報

電力系統の周波数や電圧、さらには系統安定度を乱さないように、系統連系の基本の技術を、図解で徹底解説した発電設備側の解説書。

電力会社が再生可能エネルギーを固定価格で一定期間買取る「再生可能エネルギー特別措置法」の施行によって、太陽光発電や風力発電の設備が飛躍的に普及しています。これらの発電設備は、電力会社の低圧・高圧の配電線につながれ、いわゆる系統連系されて運用されることになります。電力系統の周波数や電圧、さらには系統安定度を乱すことなく、連系されることが条件であり、また事故時には発電設備としての保護対策をも万全にして連系することが前提の条件でもあります。
本書は、これら系統連系の基本の技術を、図解で徹底解説した発電設備側の解説書です。

第1編 分散型電源を低圧・高圧配電線へ連系するための基礎知識
第2編 太陽光発電システムの原理と構成及び単独運転検出とFRT要件
第3編 低圧配電線への連系
第4編 高圧配電線への連系
第5編 分散型電源を設置・運転するための諸手続き

内容説明

太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーが加速度的に普及しています。再生可能エネルギー特別措置法による固定価格買取制度の実施により、その余剰電力は電力系統に連系されて運用されることが一般的になりました。系統連系といえば古くは、電力会社間の連系が主であり、潮流も電源側の原子力・火力・水力発電所から負荷側である需要家へ一方向でありましたが、現状のように太陽光発電や風力発電、更にはバイオマス発電等々、大・小さまざまなこれら分散型電源が系統につながるとなると、電気技術関係者は電圧等の課題や事故時への保護装置対策等々、数々の課題をクリアして、分散型電源を上手につなぎ、効果的に運用していくことが必須となります。系統連系については、「電力品質確保に係る系統連系技術要件ガイドライン」や「電技解釈」、更には「系統連系規程JEAC9701」(日本電気協会)で詳しく解説されていますが、本書では更にやさしくすみずみまで理解していただくよう、オール図解で徹底解説しています。

目次

第1編 分散型電源を低圧・高圧配電線へ連系するための基礎知識(太陽光・風力発電の日本及び世界での普及状況;再生可能エネルギーの固定価格買取制度 ほか)
第2編 太陽光発電システムの原理と構成及び単独運転検出とFRT要件(太陽電池の原理と種類及び特性;太陽光発電システムの構成 ほか)
第3編 低圧配電線への連系(分散型電源の分類(低圧連系・高圧連系共通)
電気方式 ほか)
第4編 高圧配電線への連系(系統連系保護リレーの設置;発電設備等故障対策と系統側事故対策 ほか)
第5編 分散型電源を設置・運転するための諸手続き(電気事業法などの関連法;発電設備の認定 ほか)

著者等紹介

甲斐隆章[カイタカアキ]
1978年東京工業大学大学院修士課程修了。同年株式会社明電舎入社。保護継電技術・系統連系技術・風力発電などに関する業務に従事。2006年小山工業高等専門学校電気電子創造工学科教授、工学博士(東京工業大学)、技術士(電気・電子部門)、電気学会上級会員。電気科学技術奨励賞、電気学会進歩賞、電気学会論文賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。