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世界一賢い鳥、カラスの科学

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  • サイズ B6判/ページ数 341p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309252889
  • NDC分類 488.99
  • Cコード C0045

出版社内容情報

驚くべき知能の高さを見せるカラスの脳、言語、心理、習性を、PETスキャンなどの実験や調査を用いた最先端の科学で解く決定版!

【著者紹介】
ワシントン大学環境森林科学部教授。野生生物が専門。マーズラフの研究成果は、「ニューヨークタイムズ」紙や「ナショナルジオグラフィック」誌などで紹介された。

内容説明

カラスは記憶し、会話し、思考する!?ウィンドサーフィンをしたり、道具を使ったり、驚くべき知能の高さを見せるカラスの脳、言語、心理、習性を、PETスキャンなどの最新の科学研究で読み解く!

目次

第1章 驚くべき離れ業と深いつながり
第2章 愚か者なんてもうありえない
第3章 言語
第4章 いたずら
第5章 洞察
第6章 浮かれ騒ぎ
第7章 情熱、怒り、悲しみ
第8章 命知らず
第9章 認識能力
第10章 カラスを見直す

著者等紹介

マーズラフ,ジョン[マーズラフ,ジョン] [Marzluff,John]
ワシントン大学環境森林科学部教授。野生生物が専門。マーズラフの研究成果は、『ニューヨーク・タイムズ』紙や『ナショナルジオグラフィック』誌などで紹介され、また、アメリカの公共放送PBSが制作したテレビ番組『Nature』の2001年の特集「Ravens」や、2010年制作のドキュメンタリー映画『A Murder of Crows』でも取り上げられた

エンジェル,トニー[エンジェル,トニー] [Angell,Tony]
自然史に関する多くの著書をもち、また、挿絵を描いている。共著書『In the Company of Crows and Ravens』の挿絵はヴィクトリア・アンド・アルバート・ミュージアムのイラストレーション賞を受賞した

東郷えりか[トウゴウエリカ]
上智大学外国語学部フランス語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KASAO

13
鴉を知りたくて読了。脳科学的な面から鴉の知能に切り込んでいるので、ある程度の事前知識がなければ少々読みにくい。でも過去にあった鴉の行動、人との関わりなど事例が盛りだくさんで読んでいて飽きなかった。鴉は事前に自らの行動の結果、過去の失敗、仲間の死など生きていく中で経験したことを学んで活かし、次に繋げていく。人間とは異なる進化の過程を経たので脳の構造は違うけど、過去や未来の概念を持っているのではないかと考えられるほど鴉の脳は優れている。個人的に一番ツボったのは鴉も夢を見ること。月並みなこと言うとロマンがある。2016/08/24

手押し戦車

9
生きて行く上で多くの事を学習し認識して知恵を出し創意工夫して日々の生活を送る。実際に考えついた事を行動し失敗を恐れてやらない方が多いが、実際に動いてみると予想以上に上手く行ったり、失敗したりする。上手く行ったことを多くの仲間と共有し広めてさらに応用し認識に変えて文化に取り組むこれは人類がやって来た道であり今も進化しているが多くの失敗を謙虚に受け止めて次の糧に生かして学習しより効率良く作業して行くフィードバック能力は組織以上の凄さがある。時代の環境の変化にいち早く対応し頭脳を使う空飛ぶ類人猿だ!2014/06/13

asumi

3
話をしたり、遊んだりといった驚くようないろんな実例を脳や体の器官や行動を調査した成果と結びつけていてすごいなーと思った。脳の話は難しかったので飛ばしながら読んだ。 カラスを飼っていたり、餌をやったりした人の話が多く、野鳥は飼ってはいけないのが常識だと思っていたのでとても驚いた。しかも現在北米ではカラスを飼うことは違法なので、鷹匠がタカを飼えるような形でカラスを飼えるように法律を変えるロビー活動をするのがよいと書かれていて、さらに驚いた。2021/08/17

yuka_tetsuya

2
カラスの不思議な知能的生態が豊富に紹介されており、それだけでも興味をそそられた。その知能を神経生物学的観点から説明しようとしているが、仮定に憶測を加えるという記述であり、あまり得るところがなかった。鳥類の中でのカラスの立ち位置などを進化論的に論じてほしかった。また、大都会のカラスの生態についてももっと知りたかった。高速道路の真ん中で、車が来ても逃げずに、身をかがめながら、食べ物を独占するという生態には驚いた。2023/05/19

紫電改

2
カラスの脳科学的な内容で、専門知識がないと読みづらいし学術論文みたいで読了するのに相当時間がかかった。観察例の引用は興味深い、本当なの?という感じがするが2020/07/15

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