出版社内容情報
人を対象とした実験において、反応時間を計測することの意義とは何か。理論的な背景や基礎的事項から、実用的な方法論や応用例まで。
反応時間は、現代の心理学における重要な従属変数であるが、その計測や解析には独自のテクニックや知識が必要であり、また解釈においても、その理論的背景の理解が欠かせない。本書は、初学者から教員や研究者まで、反応時間を扱うすべての人を対象に、研究を行う上で押さえておくべき事項について、その歴史や原理などを解説する。
内容説明
反応時間研究に関わるすべての研究者・学生必読!基礎的知識から実用的な方法論や応用例、計測や解析に必要なテクニックまで、必須事項を解説。
目次
第1章 反応時間とは
第2章 反応時間研究の歴史と理論
第3章 反応時間の計測
第4章 反応時間の分析
第5章 反応時間に影響する要因
第6章 異なる母集団の反応時間の特性
第7章 反応時間を用いた主な実験パラダイム
著者等紹介
綾部早穂[アヤベサホ]
筑波大学大学院博士課程心理学研究科単位取得退学。博士(心理学)。筑波大学人間系教授。専門は味嗅覚心理学、実験心理学
井関龍太[イセキリュウタ]
筑波大学大学院博士課程心理学研究科修了。日本学術振興会特別研究員(PD)などを経て、大正大学心理社会学部講師。博士(心理学)。専門は認知心理学、言語心理学
熊田孝恒[クマダタカツネ]
筑波大学大学院博士課程心理学研究科修了。教育学博士。産業技術総合研究所主幹研究員、理化学研究所ユニットリーダーなどを経て、京都大学大学院情報学研究科教授。専門は認知心理学、心理情報学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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