内容説明
27歳の美伽は東京でのOL生活に夢破れ、地元・平塚市に帰ってきた。それを聞きつけた高校時代の友人・エルザから「ウチの仕事を手伝え」との誘いが。就職難の昨今、「友情バンザイ…!!」とはりきって訪れた雑居ビルには『生野エルザ探偵事務所』の看板…。10年ぶりに再会した旧友は、“名探偵”に成長していたのだった!!
著者等紹介
東川篤哉[ヒガシガワトクヤ]
1968年、広島県生まれ。岡山大学法学部卒。2002年、カッパ・ノベルスの新人発掘プロジェクトで長編デビュー。『謎解きはディナーのあとで』が、本屋大賞を受賞しミリオンセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
119
カラット探偵事務所の逆パターン(エルザが♂)かなと想像しながら読んでいたけどハズれた・・・2014/06/20
ダイ@2019.11.2~一時休止
118
キャラがいい短編集。彼女の爪痕のバラードがよかった。2013/08/22
だんじろー
110
4ヶ月ごとの連載でこのレベルの作品を発表し続けるとは尊敬に値する。映像化を十分に意識したキャラ設定も心憎い限り。それにしても「おおよそロングビーチ」には笑った。2013/09/12
愛
90
最近堅苦しい本ばかり読んでいたのでたまには息抜きをと思い、好きな東川篤哉さんの気になっていた一冊を読んでみました。ユーモアと共に、軽快なテンポで話が進んでいって、とても読みやすかったです。最後のエルと美伽の会話にはほっこりさせられました。全体的に見ると個人的には、烏賊川市シリーズの方が好きです。ですが面白いということに偽りはありません。続編楽しみにしてます!2014/04/11
Yobata
66
27歳の川島美伽は東京でのOL生活に夢破れ、地元の平塚に帰ってくる。そこに高校の友人・生野エルザから「仕事を手伝え」との誘いが来る。その便りによって訪れた雑居ビルには『生野エルザ探偵事務所』の看板が…。名探偵になっていたライオンと称された猛獣・エルザと探偵助手兼猛獣使いとなった美伽の平塚おんな探偵の事件簿。「謎ディ」などの東川篤哉氏の新シリーズ。この作品も他作品と違わず軽快なテンポや愉快な登場人物,そして彼女たちのノリの良さは抜群で読みやすいし面白い。この作品の主人公は、高校時代からライオンと恐れられて→2014/01/07