内容説明
グローバル化、市場化、知識社会化の進行に伴い、大学教授職は、学問的生産性や人材育成の役割をより強化することが社会から要請されている。知の再構築と呼応して大学改革が行われた激動の15年間に大学教授職はどのような変貌を遂げたのか。学問の府から知の企業体へと大学が舵を切るなかでの新しい大学教授職像を分析。
目次
日本の大学教授職―過去と現在
第1部 環境の変化(高等教育政策と大学教授職の変貌;流動性 ほか)
第2部 大学組織と生活(管理運営;研究費の配分 ほか)
第3部 学問的生産性と評価(研究生産性;研究と教育の葛藤 ほか)
第4部 社会への影響(国際化;高等教育と社会)
大学教授職の展望
著者等紹介
有本章[アリモトアキラ]
1941年広島市生まれ。広島大学大学院教育学研究科博士課程修了。教育学博士。教育社会学(高等教育論)専攻。第1次新渡戸フェロー、大阪教育大学教授、広島大学高等教育研究開発センター教授、特任教授、センター長、21世紀COE拠点リーダー等を経て、比治山大学高等教育研究所長・教授、広島大学名誉教授、日本学術会議連携委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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