内容説明
敬語は必要だ。その場に相応しい敬語が自然に使えれば、ビジネスでもプライベートでも、より望ましいコミュニケーションができるに違いない。でも敬語は難しい。「尊敬語」か「謙譲語」か混乱する。間違いに目クジラを立てる人も多い。どうしたら、より洗練された敬語を使えるようになるのだろう…。本書では、敬語をコミュニケーション全体のなかで捉え、相手を尊重しながら自分自身を表現する手段として体系的に整理、具体的なシーンを想定しながら「敬語コミュニケーション」能力を磨く。
目次
1 理論編(「大人のKC」はなぜ必要か;「大人のKC」を考えるために;「大人の敬語」の体系;「大人のKC」における「意識(きもち)」
「大人のKC」における「丁寧さ」とは)
2 実践編(「大人のKC」を磨く;「大人のKC」を身につける)
著者等紹介
蒲谷宏[カバヤヒロシ]
1957年神奈川県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。早稲田大学大学院日本語教育研究科教授。専門は、日本語学・日本語教育学。主な研究課題は、敬語コミュニケーション(教育)、待遇コミュニケーション(教育)。文化庁文化審議会国語分科会敬語小委員会の副主査を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みやま
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へー。という感じ。 K先生が挨拶としてのお疲れ様ですを不快に感じているとのことで、それを理解するために読んでみたところもある。 結果、挨拶として用いられるお疲れ様ですを不快に感じている人がいるのならその理由を考えてみよう。という投げやりな感じがイラっとした。2015/11/12
PIPI
0
ほぼ敬語は身についているが、二重敬語というか、やり過ぎで間違っているところがあったので、直さなければ。2008/06/12
わすけ
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前半の理論編、後半の実践編の二部構成になっており、前半で整理した内容を後半でどのように当てはめていくかという流れでよくまとまっていると思います。ただ、本書を読んでもすぐには身につかないと思いますので、どうやって敬語を身につけていくか、その方法も一緒に考えないといけませんね。2009/06/23