出版社内容情報
小沢昭一が訪ねあるき、撮影した、昭和の芸人たちの姿。実演者である著者が、芸をもって生きるしかない「クロウト」たちに寄り添い、見つめる視線。写真164枚。
内容説明
写真館の長男として生まれ、カメラに親しんで育った小沢昭一。芸能者として迷い、芸能の根源を訪ねあるくようになった頃、旅には、つねにカメラが傍らにあった。萬歳、神楽、説経節、浪花節、落語、講釈、寄席の色物、モノ売り、流し、相撲、幇間、踊り子、ストリッパー、見世物小屋、猿回し…。小沢昭一が訪ねあるき、撮影した、昭和の芸人たちの姿。実演者である著者が、芸をもって生きるしかない「クロウト」たちに寄り添い、見つめる視線。貴重な記録。
目次
第1章 いわう芸
第2章 あきなう芸
第3章 とく芸
第4章 かたる芸
第5章 ほどく芸
第6章 さらす芸
第7章 みせる芸
第8章 さすらう芸
著者等紹介
小沢昭一[オザワショウイチ]
昭和4年、東京生まれ。早稲田大学卒業。俳優座養成所をへて、昭和26年俳優座公演で初舞台。以後、新劇・映画・テレビ・ラジオと幅広く活躍。一方、民俗芸能の研究にも力を注ぎ、レコード『日本の放浪芸』シリーズの製作により、昭和49年度芸術選奨新人賞を受賞。著作活動も、著書『ものがたり 芸能と社会』(新潮学芸賞)など多数。平成6年度、紫綬褒章受章。平成12年、「紀伊國屋演劇賞個人賞」「読売演劇大賞優秀男優賞」を受賞。平成13年度、勲四等旭日小綬章受章。平成17年、朝日賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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