ちくま新書<br> 社会契約論―ホッブズ、ヒューム、ルソー、ロールズ

個数:
電子版価格
¥880
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

ちくま新書
社会契約論―ホッブズ、ヒューム、ルソー、ロールズ

  • 重田 園江【著】
  • 価格 ¥1,012(本体¥920)
  • 筑摩書房(2013/11発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 18pt
  • ウェブストアに7冊在庫がございます。(2024年05月01日 19時08分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 299p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480067425
  • NDC分類 311.1
  • Cコード C0210

出版社内容情報

この社会の起源には何があったのか。ホッブズ、ヒューム、ルソー、ロールズの議論を精密かつ大胆に読みなおし、近代の中心的思想を今に蘇らせる清冽な入門書!

内容説明

私たちが暮らすこの社会は、そもそもどんなふうに生まれたのか。社会の形成・維持に不可欠なルールが、現にこうして守られているのはなぜか。政治秩序の正しさは、誰がどう判断すべきなのか。社会契約論とは、そんな素朴な問いを根源まで掘り下げて考える試みである。本書では、ホッブズ、ヒューム、ルソー、ロールズの議論を精密かつ大胆に読み解きながら、この近代の中心的思想に新たな息吹をふき込む。今までにない視点から世界の成り立ちが一望できる、清冽な政治思想入門!

目次

第1章 ホッブズ(世界の運動論的把握とは;政治社会の再構成とホッブズ問題;約束の力)
第2章 ヒューム(秩序の起源はどこにあるのか;コンヴェンションとホッブズ問題;政治社会と文明社会)
第3章 ルソー(ルソーの時代診断―「政治経済論」;ルソーの歴史観―『人間不平等起源論』;契約はどんなものか―『社会契約論』;一般性と特殊性―一般意志について)
第4章 ロールズ(ロールズのヒューム批判;正義の二原理;ルソーとロールズにおける一般性の次元)

著者等紹介

重田園江[オモダソノエ]
1968年兵庫県西宮市生まれ。早稲田大学政治経済学部、日本開発銀行を経て、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。現在、明治大学政治経済学部教授。専門は、現代思想・政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 3件/全3件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

16
同じちくま新書から出ている①國分功一郎の「近代政治哲学」が哲学的アプローチで男性が書いているのに対し、②本書は社会学的アプローチで、女性が書いていると対照的な印象を持ちました。何より大きかったのは、①が学者らしく、ある程度厳密な記述で知的興奮に訴えかけるのに対し、②はあけすけで、厳密性も放棄しているが読者の理解を促しているところです。粗はあると思いますが、注にあるロックを取り上げない理由は、コミュニケーションの不可能性から社会契約論を考えることと同義であり、①でも表現の違いはあれ同様の評価だったので、大切2017/10/15

魚京童!

14
ホッブス、ルソーくらいまではよかったけど、それ以降は勉強不足なんだと思う。社会契約なんだろうけど、私まだ結んでないし。そういうことをどうにもできない。既に渡したとされる警察権によって封鎖されるだけなんだ。しょうがないよね。でもこれでドレイがドレイでなくなる。市民となることもできる。でもそれって言い換えなだけ。身体障碍者を身障って言ってけんかになる。それと一緒だよね。結局は生きるかを誠実に進めることでしか、人間はできない。でももうそれも終わり、ビールを飲んで昼寝するだけの人間になることができるようになる。2019/08/17

壱萬弐仟縁

13
なんか裏表紙の著者写真からすると、教授って感じがしない。。あれ? っていう人物像。市場は匿名性で不平等や不正を隠蔽する(021頁)性質もある。契約とは人が何かを譲ることである前に、人と人とが約束を通じて「関わる」こと(085頁)。ヒュームは最大限文明の進歩の価値を評価したが、ルソーは承服できなかったようだ(146頁)。ルソーが今生きていれば、文明の終着駅=原発事故をまのあたりにして、文明の醜悪を批判するだろうか。J.ロールズはの共感とは当人とは別の情緒を引き起こすものであるという認識のようだ(216頁)。2014/01/30

とうゆ

12
ロールズを社会契約論の継承者とおいているのは珍しいのではないか。ロールズが提唱した無知のベールなどの原理を、ルソーの一般意志につなげるところは素直に面白いと思えた。著者の言うとおり社会契約論は確かに現代に必要な思想だと思うが、残念ながら、民意=多数決と認識している人が多い現代ではうけないだろう。2014/09/26

目黒乱

10
ルソーの一般意志がむかしからわからなかったけど、この本でのようにロールズ的に解釈するとたしかにわかりやすい。2014/01/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7573745
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。