ちくま新書<br> マタハラ問題

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マタハラ問題

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480068729
  • NDC分類 366.3
  • Cコード C0236

出版社内容情報

妊娠・出産を理由に嫌がらせを受ける「マタハラ」が、いま大きな問題となっている。マタハラとは何か。その実態はどういうものか。当事者の声から本質を抉る。

内容説明

働く女性が妊娠・出産・育児を理由に退職を迫られたり、嫌がらせを受けたりする「マタニティハラスメント(マタハラ)」。労働局へのマタハラに関する相談は急増し、いまや働く女性の3人に1人がマタハラを経験していると言われている。本書は「NPO法人マタハラNet」代表による「マタハラ問題」の総括である。マタハラとは何なのか。その実態は、どのようなものなのか。当事者の生の声から問題を掘り下げる。

目次

第1章 私のマタハラ体験―子育てサポート“くるみん”認定企業でマタハラに遭う(一度目の流産;あと2~3年は、妊娠なんて考えなくていいんじゃないの? ほか)
第2章 「マタハラ問題」のすべて―マタハラ4類型から考える(マタハラとは何か;マタハラは感染力の高い伝染病 ほか)
第3章 こんなにある!マタハラの実態―実態調査から見えること(マタハラ白書―実態調査から何がわかるか;マタハラの加害者はだれか ほか)
第4章 私たちになにができるか―働き方のルールが変わる(日本の労働者には武器がない。唯一の武器は?;ハラスメント大国、日本! ほか)
第5章 マタハラ解決が日本を救う(契約社員だった私が「世界の勇気ある女性賞」を受賞する;マタハラNetの活動について ほか)

著者等紹介

小酒部さやか[オサカベサヤカ]
1977年生まれ。「NPO法人マタハラNet」代表理事。自身の受けたマタニティハラスメント被害の経験をもとにマタハラNetを設立。マタハラという言葉を2014年の流行語になるまで普及させ、女性の全面的な職場参加を支援している。2015年、アメリカ国務省が主催する『世界の勇気ある女性賞』を日本人初受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

43
声を上げた事例の酷さにも慄くが、この数十倍もの声を上げない妊婦たちがいるんだろうなーと思われる。個々の企業上司同僚が認識することはもちろん大事だけど、わかっちゃいるけど困ったなーとなるのが日本の大多数を占める零細中小企業の本音では。政府がなんとかしなきゃ行けない問題だわ。介護離職ゼロよりまえにまずマタハラ離職ゼロだろう。ただ政治家が全員昭和のおじさんだからなー。そして昭和のおばさんも「そんなにお辛いなら一旦お辞めなさいよ」とかいいそうで、ソレ違うわー、となかなか前途多難。有給休暇を使い切る社会が理想だな。2016/05/12

katoyann

27
働く女性が妊娠中に職場から嫌がらせを受けることをマタニティ・ハラスメントという。本書は筆者自身の被害経験も踏まえ、職場のマタハラ被害の実情とそれによる日本社会への悪影響を訴えている。女性の20%がマタハラ被害に遭うと書かれてあり、具体的には退職強要と雇用形態の変更があるという。その背景要因は性別役割分業意識と長時間労働である。働く女性に配慮しない企業が多数を占める社会で、少子化に拍車がかかり、大変生きにくい社会が間もなく到来する。早急に解決すべき課題だと感じた。2023/08/09

イトノコ

27
図書館本。自身もマタハラを受け退職に追い込まれた著者の啓蒙書。/著者や相談者の体験についての1章、2章までで、あまりの胸糞に挫折しそうになった。それでも我慢して読んで良かった。マタハラはただの女性差別ではなく、働き方の違いへのアレルギー反応。しかし今後、育休や介護休暇を取得する男性も増えるはず。それら労働者を全て離職させていては日本の社会は保たない。そろそろ昭和の、男=モーレツ社員、女=家庭の化石モデルケースを打破するべき。このコロナ禍が在宅ワークなど多彩な働き方を生み出すきっかけになれば良いな。2020/10/31

カッパ

15
2回、マタハラで流産して訴えた著者の本。現在も活動を続けている。今は2人の子を授かったようでほっとした。四方八方が加害者になる。働き方の違いに対するアレルギーなどはかなりうなずけた。復帰してからもマミートラックなどがありまだまだこの問題は根深いように感じた。2020/03/04

ジュリアンヌ

13
著者は、自分が体験したマタハラに対して問題意識を持ち、声を上げることをし、「マタハラNet」を立ち上げ、去年アメリカ国務省から『世界の勇気ある女性賞』を受賞した人物。本書はその著者によるマタハラ問題の総括である。マタハラの事例を知るのに、これからの取り組み方を考えるのに、とても役立つ本だと思う。多くの人が読んでほしいな。マタハラ問題の解決は日本のあらゆる問題解決の源=母。2016/05/19

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