ちくま新書<br> ヒューマンエラーの心理学

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ちくま新書
ヒューマンエラーの心理学

  • 一川 誠【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480072351
  • NDC分類 141.27
  • Cコード C0211

出版社内容情報

仕事も勉強も災害避難の判断も宝くじも、直感はもちろん熟考さえも当てにならない。なぜ間違えてしまうのか。錯覚・錯視の不思議から認知バイアスの危険まで。

内容説明

たとえば直観的に動いて失敗した。だから今度はじっくり考えて行動したのに、やはり選択を誤ってしまった。または、はっきり記憶している経験が、実はぜんぜん違うものだった…など誰でも体験があるだろう。人間とは、間違える動物である。それは認知的な処理能力に制約や限界があるため。だが、それらを知って上手にいかせば、ミスを減らすことができる。自分のことは当然ながら、仕事や教育、災害現場などで、他人を思い通りに動かせるかもしれない。不思議な錯覚・錯視から危険な認知バイアスの理由まで、心理学が解き明かした、人間の知覚の本質とは。

目次

第1章 人間は間違える―知覚認知が誤りやすい理由
第2章 音を見る、光を聴く―感覚はウソをつく
第3章 身体と感情―錯覚は知覚や心理にどう影響するか
第4章 直観はなぜ間違えるのか―確率的特性と合理的判断
第5章 認知的バイアスに見る人間特性―思い込みと選択ミス
第6章 改変される経験の記録―記憶の誤りとでっちあげ
第7章 機械への依存とジレンマ―合理的判断が最適とは限らない
第8章 人間の適応戦略―錯誤を自覚することの大切さ

著者等紹介

一川誠[イチカワマコト]
1965年宮崎県生まれ。大阪市立大学文学部人間関係学科卒。同大学大学院文学研究科後期博士課程修了。博士(文学)。カナダ・ヨーク大学研究員、山口大学理工学研究科助教授などを経て、千葉大学大学院人文科学研究院教授。専門は実験心理学。人間の知覚認知過程や感性の特性について研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そうたそ

26
★★★★☆ なぜ人間は間違いを犯すのか、そんなヒューマンエラーについて視点を絞って書かれた一冊。出てくる事項のひとつひとつは囚人のジレンマ問題など、割と知っていたものが多いものの、それらを日常生活や社会に応用する点ではなるほどと思う部分が多くあった。例や図も豊富で入門に最適な一冊ではないかと思う。2019/12/24

サアベドラ

25
人間の認知や知覚が容易に間違えたり欺かれたりすることを示す実験を延々と紹介する本。2019年刊。著者の専門は実験心理学。出てくるのは錯視、錯覚、マガーク効果、確証バイアス、ダニエル・クーガー効果、嘘の記憶、囚人のジレンマなどなど。どこかで聞いた・読んだことのある実験の話がずーっと終わりまで書いてある。表題どおりといえばそのとおりなのだけど、基本的に実験室内の話で実社会に即した内容ではない。正直、ちょっと思ってたのと違った。2019/08/26

B.J.

16
●ヒューマンエラーで思い出すのが、ボーイングとエアバスの対応。以前、自動操縦の解除は、操縦桿に触れるだけでOKだったB社に対し、A社は手続きを必要とした。そのため、名古屋で墜落事故発生。背景は、とにかく人間というものはエラーするものという発想。2020/04/14

リハヒロ

9
知覚や認知の過程で錯覚を起こしヒューマンエラーが生じる。知覚認知の有限性、環境や行動様式を作り変えるという行動特性、錯覚を自ら利用するという行動様式が要員と書かれている。脳科学に基づいて専門的な内容となっている。錯覚なのだなぁ 2019/09/14

ふたば@気合いは、心を込めて準備中

9
人間は間違うものである、ということ。錯覚によって人は、様々な誤認をする。記憶は簡単に書き換わり、なかったことがあったことになり、あったことがなかったことになる。例えば、目撃者の証言。これが聴取の段階からでも、どんどん操作され、誘導され、実際に見なかったものが見えたことになる。人間は間違うものであり、すべてパーフェクトに行うことなどほぼ無理なんだと思った。どんなに、注意深くいろいろなチェック機能を備えても、必ず功を奏するわけではない。だから、ミスをしたとしても、それが不注意から起きたこととは言い切れない。2019/07/14

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