出版社内容情報
不満につけこみ、不公平を騒ぎ立て、制度が崩壊すると危機感を煽る。不安を利益に変える政治家や評論家、メディアのウソを暴き、問題の本質を明らかにしよう。
内容説明
いわゆる「老後資金二〇〇〇万円問題」や「マクロ経済スライド」とは何か。消費税と年金の関係は。賦課方式と積立方式はどこがどう違うのか。一部で期待されるベーシック・インカムの現実度は…。国民の不平不満につけこみ、世代間の違いを不公平だと騒ぎ立て、少子高齢化で年金制度が崩壊するなどと危機感を煽る。それらのほとんどは誤解や無理解から起こっているのだが、なかには明らかなフェイクも含まれている。不安を利益に変える政治家や評論家、メディアのウソを暴き、問題の本質を明らかにしよう。
目次
序章 年金制度の本当の問題とは
第1章 積立方式では解決しない
第2章 厚労省が悪い、では解決しない
第3章 「年金は欲しいが高負担はいや」という世論
第4章 ウソや大げさで危機を煽った戦犯たち
第5章 ベーシック・インカムの現実度
第6章 昨今繰り広げられた、対立的な政治風景
終章 もっと本気で高負担社会
著者等紹介
海老原嗣生[エビハラツグオ]
1964年生まれ。雇用ジャーナリスト。中央大学大学院客員教授。経済産業研究所労働市場制度改革プロジェクト研究員、リクルートキャリア社フェロー(特別研究員)、人材・経営誌『HRmics』編集長、ニッチモ代表取締役。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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