出版社内容情報
「選べない」唯一の国、日本。別姓が可能または原則の各国はどう定めている? 家族の絆は? 制度の必要性と課題を現実的・体系的に考えるための必読書。
内容説明
夫婦同姓が法律で強制されているのは今や日本のみ。本書では、夫婦別姓も可能な英国・米国・ドイツ、通称も合法化したフランス、別姓が原則の中国・韓国・ベルギーで実体験を持つ筆者達が各国の歴史や法律から姓と婚姻、家族の実情を考察し「選べる」社会のヒントを探る。そして、一向に法案審議を進めない立法、合憲判断を繰り返す司法、世界を舞台とする経済界の視点を交えて、具体的な実現のために何が必要なのかを率直に議論する。多様性を認める社会の第一歩として、より良き選択的夫婦別姓制度を設計するための必読書。
目次
第1部 結婚と姓―各国の事情(英国 すべての人に「生きたい名前で生きる自由」を;フランス 多様なカップルの在り方が少子化に終止符;ドイツ 別姓が開く女性活躍の道;ベルギー 家族の姓はバラバラが「普通」;米国 慣習を破り姓を選ぶ自由を実現;中国 姓は孤立から独立へ、モザイク模様の大国;韓国 戸籍制度を破棄した、絶対的夫婦別姓の国)
第2部 「選べる」社会の実現に向けて(座談会 日本 別姓がなぜ必要なのか、どうしたら実現できるか)
著者等紹介
栗田路子[クリタミチコ]
ベルギー在住ライター・ジャーナリスト。人権、医療、環境、EU事情などを発信
冨久岡ナヲ[フクオカナオ]
英国、ロンドン在住ジャーナリスト
プラド夏樹[プラドナツキ]
フランス、パリ在住ジャーナリスト
田口理穂[タグチリホ]
ドイツ在住ジャーナリスト
片瀬ケイ[カタセケイ]
米国テキサス州在住ジャーナリスト、翻訳者
斎藤淳子[サイトウジュンコ]
北京在住ライター
伊東順子[イトウジュンコ]
ライター、翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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肉尊
Inzaghico
カモメ
Танечка (たーにゃ)
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