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日本まんが〈第2巻〉男が燃えた!泣いた!笑った!

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  • サイズ A5判/ページ数 384p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784486020509
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C1036

内容説明

いま、明かされる巨匠たちの創作秘話!

目次

1 さいとう・たかを編―「さいとう・たかを」は、プロデューサーである(「10セント・コミック」に始まる;東京での苦闘と劇画システムの構築;まんがの「王道」を極める;青年まんがの道を拓く)
2 松本零士編―「まんがというのは、若々しい目で描いた絵という意味なんです」(逞しき少年時代の思い出;出会う人すべてが親切だった;乙女のロマンから宇宙にまで発展した世界旅行;冒険旅行最後の体現者として)
3 平田弘史編―「どうでもいいような生き方をした人には興味がない。社会では認めていないが、おれは認めるという描き方をする」(大いなる武士道劇画の巻;平田史学を生んだ天理図書館;時代劇王のメカニックな日常)
4 バロン吉元編―「いき」にこだわる「アウトロー」!(若い人に読んで欲しい『柔侠伝』シリーズ;ヤング・バロン激動の青春期;ヤング・バロンまんが家への道を行く;アメリカ放浪を経て、原点としての「絵」の世界へ)
5 みなもと太郎編―「こっちは歴史家ではないからね。まんがで食ってるわけだから」(まんがに生き、まんがに死す;ファンからプロへの移行―みなもと太郎の場合;熱い青春の終りとナンセンス・ギャグの誕生;日本まんがを埋もれさせないために)

著者等紹介

荒俣宏[アラマタヒロシ]
1947年東京生まれ。作家、翻訳家、博物学者、図像学者、幻想文学研究家、路上観察学会会員、妖怪評論家等として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲオルギオ・ハーン

29
荒俣先生が巨匠たちと対談するシリーズの2巻目。今回もさいとう・たかを、松本零士、平田弘史、バロン吉元、みなもと太郎とすごいメンツになっている。面白いのは学校の勉強はいずれも熱心ではなかったが、漫画家として仕事をするようになってから調べものや研究を積極的にするようにした人が多い。平田弘史先生は図書館での勉強が日課のようになっており、ただリアルに書くだけでなく例えば火縄銃やマスケット銃の命中率の低さを把握するなど小物の構造にも気を配ることでリアリティを上げていることが分かる。2023/03/19

ミレー

1
戦後の日本はとても大変だったかもしれない、それでも何だか羨ましく思えたりしてしまうような先生の話に引き込まれる。最近は文具屋も本屋も古本屋も減ったし貸本屋なんてないし…昭和っていいなぁ。あと天理図書館行ってみたくなった!そして初めて知れた絵物語というジャンル。気になる。2016/10/11

poefan

1
『怪奇文学大山脈』の次がこれとは著者の快進撃に感動した。さいとうたかを、平田弘史、松本零士、バロン吉本、みなもと太郎へのインタビュー・対談集だが間に入る著者の回想、感想、意見、まとめがさらに読ませる。論創社の「出版人に聞く」シリーズや紀田順一郎の最近の著書にも繋がる大きな仕事、労作。もちろん空前の面白さ。2015/04/24

hirokazu

0
2010、2011年にかけての荒俣氏と漫画家の対談集。荒俣氏は若い頃、漫画家になろうと思ったこともあるそうで、貸本マンガ時代ついては本当に詳しく、対談内容もそこがメインとなっている。「ビジネス」としてマンガに参入したさいとう・たかを氏、アフリカでライフルを抱えてうろついた松本零士氏、今のコミケの原点と言えるファンダムにかかわり続けているみなもと太郎氏などなど。ただ、脚注があっても若い世代には難しいだろうなあ。私も平田弘史氏をリアルタイムで読んだことはないし、バロン吉元氏の「柔侠伝」も未読なのだから。2015/09/26

Mc6ρ助

0
斜め読み。なかなかいりこめなかったが、受け取り側の問題。2015/04/08

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