内容説明
正しいエビデンス・アプローチを理解する、統計の考え方、研究計画の立て方からデータの解析まで。本書では、看護研究のエビデンスを高めるための疫学および統計学の方法について解説を行った。
目次
1 エビデンスの読み方(EBNにおける統計の役割;研究デザインの理解;結果に影響する因子をどうするか ほか)
2 エビデンスとなる看護研究の進め方(研究計画書の書き方;データを収集するための調査技法について;実際の調査項目の設定方法 ほか)
3 さまざまな解析法(研究方法による効果の指標の違いについて;交絡因子の影響を除く方法;測れないものを測る方法―尺度構成法 ほか)
著者等紹介
高木廣文[タカギヒロフミ]
1950年生まれ。74年東京大学医学部保健学科卒業後、79年同大大学院博士課程修了。同年米国国立衛生院奨励研究員として、米国国立環境保健学研究所勤務。81年より聖路加看護大学講師(統計学)、82年同大助教授。89年文部省統計数理学研究所助教授、99年4月新潟大学医療技術短期大学部看護学科教授、同年10月同大医学部保健学科教授。2006年4月東邦大学医学部看護学科教授
林邦彦[ハヤシクニヒコ]
1957年生まれ。保健学博士。80年東京大学医学部保健学科卒業後、山之内製薬臨床統計部にて主に臨床試験の研究デザインおよびデータ解析業務に従事。90~92年ハーバード大学公衆衛生学大学院で客員研究員として、疫学研究や臨床試験に参画。96年9月群馬大学医療短期大学部助教授、同年10月群馬大学医学部保健学科助教授、2001年群馬大学医学部保健学科教授。全国の女性看護師を対象としたJapan Nurses’ Health Studyの研究代表者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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