内容説明
土壌(土)は地球上の生物の営みを支えています。本書では、私たちの生活と密接に関係している土壌の成り立ち、農作物が好む土壌、土の種類、環境問題と土壌の関係などをていねいに解説します。
目次
第1章 土とはなにか
第2章 生命を育む土
第3章 食べ物を育てる土
第4章 環境を守る土
第5章 土にもいろいろある
第6章 土を自然災害などから守る
第7章 私たちの日常生活と土
著者等紹介
藤原俊六郎[フジワラシュンロクロウ]
農学博士・技術士。1970年島根大学卒業、神奈川県農業技術センター、明治大学農学部客員教授を経て、2011年より明治大学農場特任教授
安西徹郎[アンザイテツオ]
農学博士。1973年北海道大学大学院農学研究科修了、千葉県農林総合研究センター、JA全農主席技術主管を経て、2015年より(一社)日本土壌肥料学会常務理事
小川吉雄[オガワヨシオ]
農学博士。1971年東京農業大学卒業、茨城県農業総合センターを経て、2008年より鯉淵学園農業栄養専門学校教授・東京農業大学客員教授
加藤哲郎[カトウテツオ]
博士(農学)。1972年東京農工大学卒業、東京都農林総合研究センター、金沢学院短期大学教授を経て、2014年より明治大学農学部兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
30
ミミズコンポストの役に立つかな、と思って取り寄せてみました。形成からはじまり、私たちがいかに土壌と深く関わっているかが俯瞰的に説明されていて面白かったです。私たちはみんないつか土壌の一部になる。おおらかに受け止めてくれる存在に感謝感謝。うちのミミズコンポスト、8月ついにごみの処理能力が10キロを超しました。ミミズすごいなあ。2022/09/06
トムトム
23
土は生物がいないと出来ない。生物がいなければ岩と砂だけの荒涼とした風景になってしまう。なるほど!良い土は水が浸み込むけれど、水はけは良く、ミネラル分(肥料)を吸着する土!畑は使い続けると荒れてしまうけれど、田んぼは数千年使っても土が痩せないとか。色々と物知りになれる知識が書いてありました。2022/03/23
マグロのお刺身
8
図書本。 植物に欠かせない土壌。そんな土壌についてのお話かなり詳しい!!2022/07/14
punyon
7
図書館の新刊本にあったので、単純に庭で始めたたった3本の苗の家庭菜園の参考に・・と借りてきたが、そんな本ではなかったようだ。地球規模での食物連鎖等を踏まえた土壌。簡単に言えば落ち葉を虫や微生物が分解し作られた土が、また植物の栄養となっていくという、極々初歩の話。ちょっと本のチョイスミスをしちゃったみたいです(^^ゞ2018/06/10
abc99deg99
6
初年には書類を捌く=スピード重視で処理していたものを2年目に入り根本から✎。導入時は毎回やさしいシリーズに頼る📖知らなくても業務に支障はないけれど余力が出来たのでまずは「土壌」。なんとなくは分かるけれど、キッチリ説明すると?何のためにやる?成分量によって何がどう変わる?調整はどうするの?小中の理科でやったかもなぁ。。くらいの記憶だったけれど「へぇー」が沢山。やる気が継続すれば、分析結果の見方&対処法本にステップアップしたい🌿2022/04/20