出版社内容情報
宇宙に登場する数字は、日常からかけはなれているため実感がわきにくい。身近なものにたとえ、宇宙の大きさをイメージ豊かに伝える。
内容説明
『なぜ、めい王星は惑星じゃないの?』(第54回青少年読書感想文全国コンクール課題図書)の著者が宇宙の大きさを身近なものにたとえ、イメージ豊かに語ります。
目次
1 さあ夜空を眺めてみよう
2 かけがえのない地球
3 宇宙を見つめる目、すばる望遠鏡
4 太陽系の仲間たち
5 星の大家族・銀河系
6 宇宙に広がる銀河たち
7 宇宙の誕生、そして人間へ
著者等紹介
布施哲治[フセテツハル]
1970年神奈川県横浜市生まれ。1999年総合研究大学院大学修了、理学博士。現在、すばる望遠鏡を運用する国立天文台ハワイ観測所の広報担当研究員。太陽系天文学、とくに彗星、小惑星、太陽系外縁天体などの太陽系小天体や準惑星、衛星等を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほっしー
14
宇宙の話を身近なもので「たとえ」たり「比較」したりしてわかりやすく説明した本。宇宙の話を聞いてもよくわからないという人にとっては、理解をしたり興味を持ったりするきっかけになると思う。数字が多く読みづらかったけど、1つ1つの項目の文章が短く最後まで読み切ることができた。最も面白かったのは「宇宙カレンダー」という宇宙誕生から現代までを1年にたとえた項目。12月31日23時59分30秒頃が縄文時代。人生を80年とすると人間の一生はわずか0.185秒。ここを読むだけでも宇宙の壮大さを感じることができると思う。2015/05/07
ハル
13
どら焼きにタイトルを焼き印したおいしそうな装丁。それを効果的に利用したディスプレイに誘惑されてのジャケ借り。でっかい宇宙を掌サイズにする発想が面白く、宇宙を身近にする例えや比較で易しく解説。それでも私の頭では追い付けない部分もあるけれど。想像さえ困難なスケールで広がる宇宙も、突き詰めれば粒子やら原子やらの集まり。広すぎて見えないもの、細かすぎて見えないもの。私の目が映すのは、その一部や集合体で。考えれば考えるほど不思議。だけど博識を豪語するより、たくさんの無知や未知を認めて探求する方がワクワクする。2018/06/09
teketeke
5
★★★★★ 面白かったです。自分では想像も理解もできないことをわかりやすく解説してもらえる本はとても有難いです。地球上の砂の数より太陽のような星の数が多いなんてこともわかるとは2020/07/25
ちいくま
4
いろんな数値が身近なものに置き換えられていて、分かりやすいような、かえって分かりづらいような。すばる望遠鏡って名前しか知らなかったので、難しいながらも概要を知ることができて嬉しかったー イラストが可愛くて分かりやすくてよかったです。2016/05/15
dimsum
4
想像も付かないくらい壮大なスケールの宇宙、銀河、太陽系を日常レベルの例えに落とし込んで書かれている。小学生から社会人にいたるまで、幅広い年齢で楽しめると思う。さて、月を見て金柑を思い描きに外へ出ようか。2011/01/06