内容説明
数え上げ幾何を出発点に、グロモフ‐ウィッテン理論・弦理論を学び有理曲線の数え上げとミラー対称性のつながりを体験する。必要とされる数学を速成コースで学べるよう配慮した。
目次
数え上げ幾何学のウォーミングアップ
射影平面での数え上げ幾何学
安定写像と数え上げ幾何学
トポロジーと多様体の速成コース
C∞多様体とコホモロジーの速成コース
胞体分割と直線束
直線の数え上げ幾何学
過剰交叉
クインティック・スリーフォールド上の有理曲線
力学
超対称性入門
弦理論入門
位相的量子場の理論
量子コホモロジーと数え上げ幾何学
著者等紹介
カッツ,シェルダン[カッツ,シェルダン][Katz,Sheldon H.]
1956年生まれ。プリンストン大学でPh.D.を取得。2006年よりイリノイ大学(アーバナ・シャンペイン校)数学・物理学教室教授。専門は代数幾何学で、3次元代数多様体の幾何、ミラー対称性等にまたがる
清水勇二[シミズユウジ]
1958年生まれ。1982年、東京大学理学部数学科卒業。京都大学で博士(理学)となる。2007年より国際基督教大学教養学部教授。専門は代数幾何学で、ホッジ理論、共形場理論等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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