出版社内容情報
技術倫理に関する教科書。技術者が出会う倫理的問題にどう対処するか、対処法をどうスキルアップするかを、初心者向けに解説する。
内容説明
科学技術は、強力な手段であるとともに、人間の環境の一部として当たり前の存在になっている。今日の技術者には倫理的な視点をもった問題解決能力が求められている。日々直面する複雑な問題に対して、最善の解を導き出すにはどうしたらよいのか。本書で、哲学の源泉をたどり、倫理的素養と倫理的分析力を身に付け、意思決定と行為の設計に必要な基本を体系的に学んでいこう。
目次
1 問題の提起―技術者の意思決定と行為は、どのような結果を招くのだろうか
2 倫理学の必要性とその歴史
3 新しい学問エコエティカ
4 人権と生活権―生圏における
5 技術者の倫理とは何か
6 技術者倫理と信頼
7 公益と価値共有
8 技術者の制度と国際化
9 企業倫理―技術者倫理確立の条件:個人倫理、企業倫理、社会的支援制度との関係から
10 セブン・ステップ・ガイドを用いたケース分析の手法
付録 事例集
著者等紹介
今道友信[イマミチトモノブ]
哲学美学比較研究国際センター所長。文学博士。国際形而上学会会長、エコエティカ国際学会会長、国際美学終身委員、東京大学名誉教授。東京大学文学部哲学科卒業。パリ大学、ヴュルツブルク大学講師、パリ哲学国際研究所(Institut International de Philosophie)所長等を経て現職
札野順[フダノジュン]
金沢工業大学基礎教育部教授・科学技術応用倫理研究所所長。Ph.D.、教育学修士。1990年オクラホマ大学大学院科学史研究科博士課程修了。同大学RA/TA、スミソニアン研究所大学院生フェロー等を経て、1990年金沢工業大学助教授、1994年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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