出版社内容情報
宇宙が誕生し、現在、未来の行方を、豊富な図版とポップなイラストを交え、「楽しんで知る」ことに重点を置き、軽妙な語り口で解説。
真貝 寿明[シンカイ ヒサアキ]
鳥居 隆[トリイ タカシ]
内容説明
いまから138億年前、時間も空間も存在しなかったどこかで、宇宙のすべてのエネルギーを含んだものが突如として解放され、「宇宙」が誕生した。超高温で煮えたぎるスープのような状態だった宇宙は、膨張し冷却されると、さまざまな粒子をつくり出した。それらの粒子が散り散りに拡がり集まって星が生まれ、寿命をむかえて爆発したり、星同士が衝突したりして、粒子は再び宇宙空間へまき散らされていった。いくつかの粒子はその後さまざまな奇跡によって、私たち人間をつくる要素(元素)になる。今日ここに私たちが生きているのは、これまでの数え切れない偶然と奇跡の積み重ねによって成り立っている。本書では、エネルギーがとのようにして物質に変化し、物質から星や銀河や私たちをつくり出す反応がどのような物理法則によっているのかを解説する。そして、宇宙をつくる方法を理解するのに役立つ科学的な発見や理論の進展も紹介する。
目次
こうしてビッグバンは発見された
宇宙誕生
原子はこうして見つかった
宇宙のフオース(力)は強い
スター誕生
星の一生と死
銀河の庭師たちに会おう
太陽系の料理法
終わり…本当に?
著者等紹介
ギリランド,ベン[ギリランド,ベン] [Gilliland,Ben]
さまざまな受賞歴のあるサイエンス・ライターかつイラストレータで、いつも両方を手掛けた仕事をしている。2005年に、イギリスのメトロ・ニュース紙のメトロコスモ科学欄への執筆をはじめ、ジャーナリストへ科学を説明した経験から、この道を邁進することになった
真貝寿明[シンカイヒサアキ]
1966年生まれ。大阪工業大学情報科学部教授。早稲田大学理工学部物理学科卒業。同大学院博士課程修了。博士(理学)。早稲田大学助手、ワシントン大学(米国セントルイス)博士研究員、ペンシルバニア州立大学客員研究員(日本学術振興会海外特別研究員)、理化学研究所基礎科学特別研究員などを経て現職
鳥居隆[トリイタカシ]
1969年生まれ。大阪工業大学工学部教授。早稲田大学理工学部物理学科卒業。同大学院博士課程修了。博士(理学)。東京工業大学研究員(日本学術振興会特別研究員)、ニューカッスル・アポン・タイン大学客員研究員、東京大学ビッグバン宇宙国際研究センター機関研究員、早稲田大学客員講師などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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