内容説明
食べた物がからだの中でどのように化学反応し、私たちの身となり健康を支えているのだろう。化学的基礎がからだの仕組みや消化・吸収、代謝、栄養などとどうつながっているのか、自分のからだの中で起こっていることは化学的にどういうことなのか、基礎から応用へしっかり解説。
目次
1 なぜ食べるのか:理由・その1・代謝・同化(なぜ、何のために食べるのか;からだの構成と元素・原子・分子:からだの階層構造 ほか)
2 なぜ食べるのか:理由・その2・代謝・異化―酸化還元と食物の熱量・エネルギー(なぜ、食べても、食べた物の重さだけ体重が増えないのか;呼吸とは何か、なぜ呼吸するのか ほか)
3 消化・吸収・運搬・代謝:からだの中の酸と塩基、水と油、気体、代謝反応(からだの中の酸と塩基、中和反応;からだの中の水と油:溶液と溶質の性質 ほか)
4 からだの恒常性(ホメオスタシス)(血液のpHはなぜ一定か;ヒトは食塩がなくてはなぜ生きられないのか ほか)
5 情報伝達:神経・ホルモン・免疫・遺伝と化学の原理―電池、分子間力(神経情報の伝達はどのように行われるのか:からだの中には電池がある?;ホルモンによるからだの制御と化学の原理 ほか)
著者等紹介
立屋敷哲[タチヤシキサトシ]
理学博士。女子栄養大学教授。1949年福岡県大牟田市生まれ。1971年名古屋大学理学部卒。研究分野は無機錯体化学、無機光化学、無機溶液化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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