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老化の進化論―小さなメトセラが寿命観を変える

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  • サイズ B6判/ページ数 231,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622076759
  • NDC分類 491.358
  • Cコード C0045

出版社内容情報

進化の論理が老化のタイミングや寿命を決めるのだ──研究の第一人者によるスリリングな語りで、メカニズム解明のプロセスをたどる

内容説明

老化は、“徐々にせり上がる死の壁”ではなかった。「自然選択の力」が、老化のパターンを形作っていた―分野のパイオニアが研究の現場と理論の発展を活き活きと描く科学ノンフィクション+回想録。

目次

スフィンクスとラビ
メイナード・スミスのシャツ
セル・ギャング

グーン・ショーのアインシュタイン
小さいメトセラたち
郵便配達はふたたびベルを鳴らす
チェシャ猫のようなコスト
鳥とミツバチ
死を招く偶然
金儲け欲と痩せ願望にはきりがない〔ほか〕

著者等紹介

ローズ,マイケル・R.[ローズ,マイケルR.][Rose,Michael R.]
カリフォルニア大学アーヴァイン校スクール・オブ・バイオロジカルサイエンス、生態学・進化生物学部門教授。NERE(Network for Experimental Research on Evolution)ディレクター。集団遺伝学的手法を用いて長寿化したショウジョウバエ群を初めて作成し、老化の進化論検証への道を拓いた第一人者。1997年、世界老年学・老人医学大会でBusse Research Prizeを受賞。カナダ出身、アメリカ在住

熊井ひろ美[クマイヒロミ]
翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tom

4
老化についての進化論を語る本かと思って借りてきたら、長寿に関する研究者の半生記のような本だった。進化論の話は関心を持っていたので、ちょっと残念。それにしても、この人は、ショウジョウバエを研究の道具に使い、どんどん責め立てて殺し、90%が死んだところで、残りに卵を産まさせて、その繰り返しから長寿バエを作った。彼の背後には、ショウジョウバエの死骸の山。なんともすごいけど、研究というのはそういうものなんだろうなあ。2013/04/29

smatsu

3
社会の高齢化のせいなのか、老化に関する本が最近増えてきていると感じるが、みすず書房だしあまりそういう流れとは関係なさそう。内容は、進化生物学的な視点でかなり早い時点から老化に関する新理論を出していた著者の自伝とも言うべきもので独特の語り口もあって読み物としてはかなり面白い。翻訳もそこを意識してか一人称を「ぼく」にしているのでまるで村上春樹の小説を読んでいるような感じがする。ただ、抗老化のために何をすればいいかというような実用的な話はあまりないのでそういう物を期待して読むとがっかりするかも知れません。2021/07/25

まめなやつ【多摩市多摩センター整体マッサージ】

2
老化というのは何か単独の原因によって引き起こされるものではなく、様々な組織において成長のシステムがうまく機能しなくなっていく過程だということはわかった。脂肪がやや多い方が長命だし、生殖活動を制限した方が長生きできる…らしいということも。でもアンチエイジングに関しての有効な手立てはまだわかってないので、怪しげな先生方の活躍の場はまだまだあるってことで。 2015/10/10

原葉太陽

1
自分には楽しめない本だった。2021/01/06

takao

1
最近はやりだな。2017/10/12

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