人間機械論―人間の人間的な利用 (第2版 新装版)

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人間機械論―人間の人間的な利用 (第2版 新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784622078838
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C1040

内容説明

通信と制御の観点から、機械、生物、社会を捉えるサイバネティックスという新しい学問分野を創始し、命名したウィーナー。その主著『サイバネティックス』の内容を、よりわかりやすく説いたのが本書である。第2版では、その概念が普及した状況から、より思想的・哲学的考察に重点をおいて改訂。自動機械や統治など、科学や社会の未来を予見しつつ警鐘を鳴らす。

目次

1 歴史におけるサイバネティックス
2 進歩とエントロピー
3 固定性と学習:通信行動の二つのパターン
4 言語の仕組みと歴史
5 通信文としての組織
6 法律とコミュニケーション
7 コミュニケーション・機密・社会政策
8 知識人と科学者との役割
9 第一次および第二次産業革命
10 ある種の通信機械とその将来
11 言語、かく乱、通信妨害

著者等紹介

ウィーナー,ノーバート[ウィーナー,ノーバート] [Wiener,Norbert]
1894‐1964。ポーランドに生れ、アメリカに渡ったユダヤ人の言語学者レオ・ウィーナーの長子として生れた。天才肌の父のもとで知能早熟児として出発した彼は、9歳でハイスクールに特別入学し14歳でハーヴァード大学に入学、18歳で数理論理学の論文で学位をとる。まもなくイギリスに渡りケンブリッジ大学でバートランド・ラッセルから数理哲学を学び、ついでゲッチンゲン大学にも学び、帰米して1919年マサチューセッツ工科大学講師、34年以後同大学の数学教授

鎮目恭夫[シズメヤスオ]
1925年東京に生れる。1947年東京大学理学部物理学科卒業。科学思想史専攻。科学評論家。2011年歿

池原止戈夫[イケハラシカオ]
1904年大阪に生れる。1928年マサチューセッツ工科大学卒業。理学博士。東京工業大学名誉教授。1984年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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mim42

4
■サイバネティクス論というよりは、サイバネティクス周辺の科学啓蒙的エッセイ。 ■敵味方を区別するマニ教的悪と、「白がないから黒しかない」アウグスティヌス的悪の構図。 ■70年以上前に書かれたとは思えない予言の数々。 ■「フィードバック」機構とは、今の機械学習理論と、脳の予測符号化理論の双方に必須な要素。 ■エントロピー増大の大きな流れの中の島的な膜内エントロピーの恒常化 ■メッセージとしての私たち ■シャノンの雑音付き通信に大きく影響を受けている ■廻りくどい表現+逐語訳でやや古くさい訳が読みづらい 2022/10/26

roughfractus02

4
原題は邦訳副題「人間の人間的な利用」(初版副題は「サイバネティックスと社会」)。邦題では心身二元論的な意味合いが強くなるが、従来の機械論は身体に集中するのに比べて、著者は確率的な均衡状態から見て、自然のエントロピー的秩序と人間の組織的秩序が逆の現象を取る点に注目している(自然の安定状態=無秩序は人間のそれと同じではない)。ここから著者は、人間の反エントロピー的組織性を自然に置ける局所的安定と定義し、環境に対して柔軟に対応する人間行動を、学習とフィードバックのシステム(サイバネティックス)として取り出した。2017/02/16

ほなみ

2
難しくて理解できなかったところがあるから要再読 人間を機械に例えた話かと思いきや、どちらかというと科学的思考についての話だったのかもしれない。 ただし、人間が他の動物と異なり知覚を延長して、運動機能を延長することで発展してきたようなことが言われていた。 確かに電話やメガネで近くが広がり、電車やテレビなどで運動機能は広がっているなと。2024/02/23

Z

2
数学の本かと思ったら、サイバネティックスをベースにした、社会とか経済の考察の本だった。はじめのほうの数学の解説は面白かった(とはいえ数学といっていいかというレベルだけど)。社会学的な考察は、読み物としては面白いといった程度かなぁ。著者のサイバネティックス読もう。2015/01/28

モーニ

1
世界の見方が仕組み的に変わる本。2021/01/03

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