死すべき定め―死にゆく人に何ができるか

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死すべき定め―死にゆく人に何ができるか

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  • サイズ B6判/ページ数 278,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622079828
  • NDC分類 490.4
  • Cコード C0036

出版社内容情報

人類史上最も人の寿命が長くなった今、医師やまわりの人は死にゆく人に何ができるか?北米でベストセラーとなった迫真の人間ドラマ。人類史上もっとも人の寿命が長くなった今、医師やまわりの人は死にゆく人に何ができるのだろうか? 全米で75万部のベストセラーとなった迫真の人間ドラマ。現役外科医にして「ニューヨーカー」誌のライターでもある著者ガワンデが、圧倒的な取材力と構成力で読む者を引き込んでゆく医療ノンフィクション。

【英語版原書への書評より】
とても感動的で、もしもの時に大切になる本だ――死ぬことと医療の限界についてだけでなく、最期まで自律と尊厳、そして喜びとともに生きることを教えてくれる。
――カトリーヌ・ブー(ピュリツァー賞受賞ジャーナリスト)

われわれは老化、衰弱と死を医療の対象として、まるで臨床的問題のひとつであるかのように扱ってきた。しかし、人々が老いていくときに必要なのは、医療だけでなく人生――意味のある人生、そのときできうるかぎりの豊かで満ち足りた人生――なのだ。『死すべき定め』は鋭く、感動的なだけではない。読者がもっともすばらしい医療ライター、アトゥール・ガワンデに期待したとおり、われわれの時代に必須の洞察に満ちた本だ。
――オリヴァー・サックス(『レナードの朝』著者)

アメリカの医療は生きるために用意されているのであり、死のためにあるのではないということを『死すべき定め』は思い出させてくれる。これは、アトゥール・ガワンデのもっとも力強い――そして、もっとも感動的な――本だ。
――マルコム・グラッドウェル(「ニューヨーカー」誌コラムニスト)


1 自立した自己
2 形あるものは崩れ落ちる
3 依存
4 援助
5 よりよい生活
6 定めに任せる
7 厳しい会話
8 勇気
エピローグ

謝辞
訳者解説
原注

アトゥール・ガワンデ[アトゥール ガワンデ]
1965年生まれ。ブリガムアンドウィメンズ病院勤務、ハーバード大学医学部・ハーバード大学公衆衛生大学院教授。The New Yorker誌の医学・科学部門のスタッフライターを務め、執筆記事はThe Best American Essay 2002に選ばれ、2010年にTIME誌で「世界でもっとも影響力のある100人」に選出されている。

原井宏明[ハライ ヒロアキ]
医療法人和楽会なごやメンタルクリニック院長、国立病院機構菊池病院臨床研究部院外共同研究員。精神保健指定医。日本行動療法学会常任理事・学会誌編集委員長・専門行動療法士。MINT理事。日本動機づけ面接協会代表理事。1984年岐阜大学医学部卒業、ミシガン大学文学部に留学。国立肥前療養所精神科、国立菊池病院精神科を経て、2008年より現職。
著書『対人援助職のための認知・行動療法』(金剛出版 2010)『方法としての動機づけ面接』(岩崎学術出版社 2012)『図解 やさしくわかる強迫性障害』(共著 ナツメ社 2012)『うつ・不安・不眠の薬の減らし方』(秀和システム 2012)ほか多数。訳書 アトゥール・ガワンデ『医師は最善を尽くしているか――医療現場の常識を変えた11のエピソード』(みすず書房、2013)。
情報公開ページURL http://harai.main.jp/
日本動機づけ面接協会ホームページURL http://www.motivationalinterview.jp

内容説明

現役外科医にして「ニューヨーカー」誌のライターである著者が描く、迫真の人間ドラマ。人生の終盤をよりよくするために奔走した人々のエピソードが圧倒的な取材力と構成力で綴られた本書は、読む者に自らの終末期の選択について多くの問いを投げかけるだろう。終末期をどう生き、最期の時をどう迎えるのか。私たちは豊かに生きることに精いっぱいで、「豊かに死ぬ」ために必要なことを、こんなにも知らない―。

目次

1 自立した自己
2 形あるものは崩れ落ちる
3 依存
4 援助
5 よりよい生活
6 定めに任せる
7 厳しい会話
8 勇気

著者等紹介

ガワンデ,アトゥール[ガワンデ,アトゥール] [Gawande,Atul]
1965‐。ブリガムアンドウィメンズ病院勤務、ハーバード大学医学部・ハーバード大学公衆衛生大学院教授。全世界の外科手術の安全性向上を目指すNPO法人Lifeboxとアリアドネ研究所の技術革新センターの部長を務めている。「ニューヨーカー」誌の医学・科学部門のライターを務め、執筆記事はベスト・アメリカン・エッセイ2002に選ばれる。2010年に「タイム」誌で「世界でもっとも影響力のある100人」に選出されている

原井宏明[ハライヒロアキ]
医療法人和楽会なごやメンタルクリニック院長、国立病院機構菊池病院臨床研究部院外共同研究員。精神保健指定医。日本認知・行動療法学会代議員・専門行動療法士。MINTメンバー。日本動機づけ面接協会代表理事。1984年岐阜大学医学部卒業、ミシガン大学文学部に留学。国立肥前療養所精神科、国立菊池病院精神科を経て、2008年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

70
著者は、ハーバード大学公衆衛生学部教授で同大学院外科学教授である。父親の死や臨床経験をとおして、医療が命を延ばすことに固執するあまり、死にゆく患者にとって何がおろそかにされているのかを論じた本。病者や高齢者の治療において犯す最も残酷な過ちは、安全や寿命以上に大切なことがあるのを無視していることである。それは苦しまないこと、家族や友人との絆を強めること、鎮静をせずに意識を保つこと、他人の重荷にならないこと、自分の人生を完結させたいという感覚を得ること、そして自分の人生の一貫性を守ることであり、最も優先される2016/09/24

とくけんちょ

58
人間誰もが死すべき定めからは逃れられない。それでは、どう向き合っていくか、どのように終末を受け入れるのか。まずは高齢者、いわゆる老人ホーム、介護施設などで、どのように終末に向かうのかを実在の事例で語る。人が生きていくうえで、大切なものはなんなのか、安全、栄養、単に長寿だけではないはずだ。次に不治の病での終末を語る。死に単一の価値観はないが、定めをどう捉えて向き合うかを考えるきっかけになる本だ。しかしながら、まず定めを意識することが難しい。2019/12/21

たまきら

54
読み終わって泣いてたのに気づいた。シッダールタ ムカジーも素晴らしいけれど、この人の文章も素晴らしかった。西洋で教育を受けたインド系の人の説明や文章は、不思議なぐらい東西がバランスよく混在していて頭にすんなり入ってくる気がする。もちろん聡明な学者さんだから説明が上手なのは当たり前かもしれないけれど、似通った文化を持つ人が西洋の文化に戸惑うあたりなどが琴線に触れるのかもしれない。義父の事を思いつつ。2020/11/24

Cambel

52
『近代医学の進歩は二つの革命を起こしたーー人生の経過についての生物学的変容と、経過をどう受け止めるかについての文化的変容である』どんどん医学が進む中で、どのように死を迎えるかの準備が追いつかない。緩やかにできないことが増えていく中でも、自分らしい生活がしたいという希望が叶えられる人がどれほどいるのか。寄り添う家族に負担がかからない社会とはどんなものなのか。一人で亡くなって行く人の人権が保たれるにはどうしたら良いか。問いばかりが増える。2021/12/27

りつこ

38
病気になって病院に行くとき誰もが治ることを期待しそのためなら費用も副作用もどうにかしようと考える。これは本人だけでなく治療する側も同じで、だからこそ治らない患者に副作用の酷い治療を施したり、終末を迎えようとする患者に心無い言葉をかけてしまうことにつながっている。作者自身が医師であることもあって、勉強したりいろんなケースを見てきたことと、自分の親を看取った体験からの感じたこともあり、知と情その両方から語られているのが素晴らしい。避けては通れないことなだけに、家族にも読んでほしいし話しあいたいと思った。2017/12/14

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