内容説明
生きているって、どういうこと?「生物」を履修していない人でも興味をもって読み進められるよう「生物学」の成り立ちと発展から説き起こした生物学(生命科学)の入門書。軽妙で明解な文章で「生命科学」の泉へ誘う。
目次
生物と細胞―生命とは何か・その根源的存在
細胞の考え方―複製する細胞と、体の成り立ち
DNA―複製する分子のはなし
RNA―生命を左右する核酸のはなし
遺伝子とは何か―予想もつかないミクロの世界
生物はいかにして生まれるか―発生のはなし
性とは何か―そのあいまいな存在
脊椎動物の発生について―鳥もヒトもじつは同じ
体の中の他者―複製と共生
生命科学の原点―博物学と本草学
生物は進化する―ダーウィンが見たものとは
生命科学の未来―ヒトは、それをいかに使いこなすか
著者等紹介
武村政春[タケムラマサハル]
1969年生まれ。名古屋大学大学院医学研究科博士課程修了、博士(医学)。現在、東京理科大学大学院科学教育研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あむぴの
16
教科書的な説明よりも、読み物のようなおもしろさがある。2013年2月、ミネルヴァ書房。2018/04/30
トムトム
12
生命科学というジャンルは、DNAとか酵素とかの話になってややこしい。生命科学を勉強している学生さんには、とても良い本だと思う。ただの好奇心で色々知っておきたい人には、やっぱりちょっと難しい。とはいえ、この本は分かりやすいと思います!2019/12/25
takao
1
ふむ2020/04/13
Anthony
1
教科書的な本なので中途半端な理解がうまく整理できた気がする。分かりやすい説明だが、語り口調の図の解説がどの部分をどう説明しているのか良く分からないことが時々あって、消化不良なところも。2018/09/22
たまこ
0
性ってなんなの?と思ったので借りた。最初の方は細胞の話でつまらなかったのでお言葉に甘えて跳ばさせてもらった。オスとメスで完全に分かれている生物と分かれてない生物がいるのか〜有性生殖と無性生殖どっちもありもありなんだ〜有性生殖と無性生殖のメリットとデメリットがわかったのは面白かった。 y染色体がなくなったらどうなるのか気になるところ2021/12/23