講座・社会変動<br> 計画化と公共性

個数:
  • ポイントキャンペーン

講座・社会変動
計画化と公共性

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月29日 20時21分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 280p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623080281
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C3336

出版社内容情報

「公共性」を軸とした理論社会学を背景に、地域、災害、家族、政策科学を展開。社会システムの設計と理論を解明する 「講座・社会変動」全10冊の最終巻にふさわしく、21世紀日本社会システムの構造と機能を理論的に明らかにした。社会システム設計の軸を「公共性」に求め、地域社会学、災害研究、家族論、政策科学の各領域から多面的に論じた。日本と世界のゼーション現象の個別的研究を活用して、新しい社会システムを先取りする観察された事実を取り込み、それらを統合化したマクロ社会学の現代的到達点を示している。



はしがき



序 章 計画原理としての持続可能性とユニバーサル基準(金子 勇)

 1 計画理論

 2 計画理論とサステナビリティ

 3 新しい価値基準としての公共性





 第1部 公共性理論と計画の評価



第1章 第二の近代における公共性と正義(友枝敏雄)

 1 20世紀社会から21世紀社会へ

 2 市民社会と公共性

 3 市民社会と正義

 4 正義から公共性へ



コラム 隣接領域との対話[社会工学]集合行為ジレンマと市民的公共性(坂野達郎)



第2章 政策評価とソーシャル・ガバナンス(三重野卓)

 1 問題設定

 2 指標化をめぐる状況

 3 幾つかの概念枠組み

 4 ガバナンスと政策評価

 5 政策評価の方向性



第3章 社会的共通資本と都市社会の公共性(金子 勇)

 1 社会学にみる「私性」と「公共性」

 2 公共性と公共財

 3 社会的共通資本と地球温暖化問題

 4 公共性と共同性



コラム 隣接領域との対話[社会工学]反テイラリズムの公共組織改革(坂野達郎)





 第2部 災害,地域,家族をめぐる共同性と公共性



第4章 災害対策と公共性(田中重好)

 1 災害は公共性が高い

 2 災害対策基本法と公共性

 3 災害復興と公共性

 4 官の公共性



コラム 隣接領域との対話[公衆衛生学]健康増進計画と公衆衛生学的アプローチ(青山泰子)



第5章 モダニティ・共同性・コミュニティ──「生きられる共同性」再論(吉原直樹)

 1 産業主義的生産様式の機制──イリイチを読む

 2 モダンの時間──空間と「生きられる共同性」

 3 グローカル化とカタストロフのなかの産業主義的生産様式

 4 「生きられる共同性」の脱埋め込みと再埋め込み

 5 「創発的なもの」,そして節合のメカニズム

 6 サロンからみえてくるもの



コラム 隣接領域との対話[社会工学]ミニ・パブリックスは、討議民主主義実現の手段になりうるか(坂野達郎)



第6章 地域コミュニティにおける排除と公共性(松宮 朝)

 1 地域コミュニティにおける排除

 2 コミュニティと排除をめぐる理論

 3 外国籍住民が増加する公営住宅と地域コミュニティ

 4 愛知県西尾市の地域コミュニティと外国籍住民

 5 地域コミュニティにおける排除への対抗



コラム 隣接領域との対話[NPO研究]NPOによる計画化と公共性の創出──北九州でのホームレス支援を例に(稲月 正)



第7章 家族研究と公共性…米村千代

 1 家族研究における公共的視点

 2 家族研究の実践的課題

 3 家族と公共性

 4 社会と家族の境界設定をめぐって

 5 あるべき家族を構想することの両義性





索 引

金子 勇[カネコ イサム]
2017年3月現在北海道大学名誉教授,神戸学院大学現代社会学部教授。

内容説明

「講座・社会変動」全10冊の最終巻にふさわしく、21世紀日本社会システムの構造と機能を理論的に明らかにした。社会システム設計の軸を「公共性」に求め、地域社会学、災害研究、家族論、政策科学の各領域から多面的に論じた。日本と世界のゼーション現象の個別的研究を活用して、新しい社会システムを先取りする観察された事実を取り込み、それらを総合化したマクロ社会学の現代的到達点を示している。

目次

計画原理としての持続可能性とユニバーサル基準
第1部 公共性理論と計画の評価(第二の近代における公共性と正義;政策評価とソーシャル・ガバナンス;社会的共通資本と都市社会の公共性)
第2部 災害、地域、家族をめぐる共同性と公共性(災害対策と公共性;モダニティ・共同性・コミュニティ―「生きられる共同性」再論;地域コミュニティにおける排除と公共性;家族研究と公共性)

著者等紹介

金子勇[カネコイサム]
1949年生まれ。1977年九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。文学博士(九州大学、1993年)。現在、北海道大学名誉教授、神戸学院大学現代社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。