ミネルヴァ日本評伝選<br> 由利公正―万機公論に決し、私に論ずるなかれ

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ミネルヴァ日本評伝選
由利公正―万機公論に決し、私に論ずるなかれ

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  • サイズ B6判/ページ数 346p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623084548
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0321

出版社内容情報

龍馬推挙の福井藩士。幾度もの抵抗や左遷を受けながらも、殖産興業と公議公論の発展に尽力した生涯を振り返る由利公正(三岡八郎)(1829?1909)幕末の福井藩士、明治期の政治家・実業家。
福井藩の財政再建で頭角を現し、坂本龍馬の推挙により維新政府財政担当となり、「五箇条の御誓文」の草案も起草した由利公正。幾度もの抵抗や左遷を受けながらも、殖産興業と公議公論の発展に尽力した生涯を振り返る。

はしがき

第一章 家系と家族
 1 遠祖と中祖
 2 福井藩士三岡家の成立と分知
 3 公正の家族
 4 三岡家と由利家
 5 「公正」の名乗りについて

第二章 福井藩士三岡石五郎
 1 公正、藩重臣の目に留まる
 2 天保期における福井藩政の憂鬱
 3 公正の登用

第三章 安政期までの公正と福井藩政
 1 公正の師と学問
 2 藩政改革と制産
 3 橋本左内と公正
 4 松平春嶽の隠居と安政の大獄

第四章 殖産興業と公正
 1 師小楠の経済論と学問
 2 「民冨論」の実践
 3 産物会所と他国会所

第五章 藩から天下へ
 1 挙藩上洛計画と公正の幽閉蟄居
 2 坂本龍馬の推挙と新国家参画
 3 福井藩の公正評とその変化
 4 新政府への参画

第六章 新政府の綱領制定と財政策
 1 「五箇条の御誓文」の草案起草
 2 太政官札の発行と由利財政
 3 東京への出向
 4 師・小楠の遭難

第七章 東京と福井
 1 福井の近代化と教育への尽力
 2 藩政時代から明治初年までの諸活動
 3 公正の精神生活
 4 叙位と栄典
 5 国許民政の明と暗

第八章 東京府政の改革と発展
 1 東京府知事として
 2 銀座市街の建設と東京不燃化計画
 3 欧米視察
 4 洋行の成果

第九章 社会への広遠な活動と功績
 1 民撰議院設立を建白する
 2 事業と経営
 3 元勲の威風
 4 松平春嶽の死とその後

第十章 栄光と終焉
 1 晩年の活動
 2 終焉と葬送
 3 没後の栄光

参考文献  
あとがき  
由利公正年譜  
事項索引
人名索引

角鹿 尚計[ツノガ ナオカヅ]
著・文・その他

内容説明

由利公正(三岡八郎)(一八二九~一九〇九)幕末の福井藩士、明治期の政治家・実業家。福井藩の財政再建で頭角を現し、坂本龍馬の推挙により維新政府財政担当となり、「五箇条の御誓文」の草案も起草した由利公正。幾度もの抵抗や左遷を受けながらも、殖産興業と公議公論の発展に尽力した生涯を振り返る。

目次

第1章 家系と家族
第2章 福井藩士三岡石五郎
第3章 安政期までの公正と福井藩政
第4章 殖産興業と公正
第5章 藩から天下へ
第6章 新政府の綱領制定と財政策
第7章 東京と福井
第8章 東京府政の改革と発展
第9章 社会への広遠な活動と功績
第10章 栄光と終焉

著者等紹介

角鹿尚計[ツノガナオカズ]
歌号・旧名:足立尚計。1960年大阪市生まれ。1983年皇學館大学文学部国史学科卒業。現在、福井市立郷土歴史博物館館長・学芸員。氣比神社宮司(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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takao

3
東京府知事時代に警察制度の創設、明治4年の出火を契機とした銀座煉瓦街の建設。大蔵省の反対により市区改正案を通した上で、建設費の3分の2を国から借財し、3分の1を入居者から納付させることとした。 2022/11/02

Ohe Hiroyuki

3
『五箇条の御誓文』の起草者として知られる由利公正の評伝である。▼本書を読むと、由利公正は、大変な実業家であり、財政家であったことがわかる。五箇条の御誓文というのは、半ば彼の理念・人格がにじみ出たものであるように思える。▼脳震盪で体が不自由になってもなお、精力的に活動しており、当時で80年近く存命するその気力と体力があったからこその活躍であり、由利公正の人生から学ぶとすれば、体の大切さではないか。▼由利公正の政体職制の建白書に現れるその構想力に、国家に必要な人材とはこのような者をいうのだと思い知らされる。2021/11/16

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