内容説明
これならわかる波動現象の基本。具体的な例題によって、その解が得られる道筋を丁寧に解説し、波動現象の考え方や手法が自然と身につく格好のテキスト。
目次
第1章 波動と振動
第2章 1次元波動方程式―弦と棒を伝わる波
第3章 波動のエネルギーの伝播、反射と透過
第4章 音波
第5章 波形の分解と合成
第6章 うなり、変調、群速度
第7章 2次元および3次元の波動
第8章 波の干渉
第9章 波の回折
第10章 偏光現象
第11章 幾何光学
著者等紹介
小野〓郎[オノイクオ]
1965年東京教育大学大学院理学研究科博士課程物理学専攻修了。1965年東京都立大学理学部物理学科助手。1971年同助教授。1973年東京工業大学理学部物理学科助教授。1986年同教授。1996年日本女子大学理学部数物科学科教授。1996年東京工業大学名誉教授。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みちしるべ
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本書は、理工系大学の1,2年生向けの講義内容をまとめたものである。 先日職場で低騒音性舗装の説明を受けたときに、高校物理で習った波動の理論(縦波、横波、波の合成…)が、フラッシュバックした。 でも、細かい所をどうしても思い出せずに、イライラ…。 本書を読んで、(計算式は全然わからないけど)反射、屈折などを思い出せてすっきりした。 でも、これらの原理を元に、5GやWi-Fiなどの電波関係の技術がどうなっているのか気になり始めてしまった次第。 こんなに気になるなら、理系に進んでおけばよかったかなぁ…2022/07/30