目次
第1章 男らしさ・女らしさ
第2章 教育
第3章 就職とキャリア形成
第4章 結婚
第5章 出産と子育て
第6章 性別分業
第7章 正規労働者と非正規労働者
第8章 日本的雇用制度と女性差別
第9章 日本が変わるために
著者等紹介
川口章[カワグチアキラ]
1958年香川県に生まれる。1982年京都大学経済学部卒業。1984年京都大学大学院経済学研究科修士課程修了。1991年オーストラリア国立大学Ph.D.(経済学)。メルボルン大学経済商学部講師、追手門学院大学経済学部教授などを経て、同志社大学政策学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
センケイ (線形)
7
かなり複雑といわれるこのテーマについて、評判に違わない洗練された入門書。既存の不平等を解消できていない原因1つ1つを丁寧に読み解き、現実的な模索を述べており、嫌みがない。また、雇用や家庭などの話題は男性にとっても純粋に有用な話題だと思う。重要ながらも登山口を探しにくかったこのテーマについて、価値のある読書ができた。2020/02/15
あさみ
5
ジェンダーを考えるというタイトルではあるけれど、割と淡々と現状を分析した内容が主で、それほど突っ込んだ感はなかった。経済を通した分析論の体。たまに「日本の未来は暗い」なんて文章が出て来て驚くけれど。前から言われているけれど、昔、栄養ドリンクのCMで歌われていた、24時間働けますか♪の精神は、未だに無くなっていないんだよね。そんな社会じゃないほうが、男性も働きやすいと思うんだけど、違うのかなぁ。体力無くても、優秀な人もいると思うんだけど。男の子は、争いを起こす回数が、女の子の50倍というデータに苦笑。2018/06/12
あおいとり。
3
大学も就活始まる前にでもこう言う教育したら良いのにな。女性の方がリスク回避的云々の話あったけど、就職して相手見つけて結婚までしか考えない人生の方がよっぽどリスク高いよね。本来なら、色んな制約抱えてる女性だからこそ、社会に出る前にしっかりキャリアプランニングしないといけないんじゃないかと思う次第です。2015/05/07
Michi
3
古い役割にとらわれながらも、働き方を見直すことは充実した生き方につながるはず。データの裏付けと解説が丁寧。リマインド…ジェンダー平等化政策、3つの柱。1⃣WLB施策、正規労働者の労働時間短縮、仕事と育児の両立支援2⃣男女均等化施策、ポジティブアクション3⃣企業の雇用情報開示、見える化。2013/12/31
LS
2
この分野は勉強するほど絶望を感じる。環境は少しずつ変わりつつあるとはいえ。2014/06/09