内容説明
学校生活から、生涯教育、働き方、メディア、表現の自由、多文化共生、グローバル人材まで、読者と執筆者が一緒になってアクティブに考える、多様な生き方の羅針盤。アクティブ・ラーニングの第一歩。
目次
第1章 校則(ルール)って?
第2章 いじめって?
第3章 いろいろな学びの形―高校生活の多様な選択肢
第4章 いろいろな学びの形―生涯学習/キャリア教育
第5章 仕事って?
第6章 メディアを読む力、問いかける力
第7章 「表現の自由」って何ですか?
第8章 豊かでプライドが持てる日本が続くために―多文化共生
第9章 世界に挑め!―グローバル人材への道
著者等紹介
名嶋義直[ナジマヨシナオ]
琉球大学教員。銀行で5年勤めた後、アジア放浪の旅に出た。帰国後は日本語教師(非常勤)をしながら大学院で勉強し2004年より大学教員。2016年に沖縄に移住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobu A
5
高校生や大学新入生向けの批判的思考養成本。序章で編者が「まだ社会に出ていない」ではなく「既に社会にいる」と意義を説き、編者を含めた9名の教員とビジネスマンが「いじめ」や「メディア・リテラシー」等を主題に様々な問いかけをしながら一緒に考えて行く。学生と教師の会話挿入や惑問形式で思考を拡張させる趣向が施され、どの章からでも読める配慮。参考文献一覧付。定義付けや時代背景の説明があり複眼的に捉えた展開が多く、社会問題に関心がある大人にも学ぶことが多い。ただ、最終章「グローバル人材への道」だけがやや成功譚に近い。2021/01/04
よしのひ
5
大人たちの何を言っているのか分からないという感想になってしまうのかもしれないが、高校生・大学生にぜひ一読してほしい書籍だ。今は分からなくても、きっと9つのヒントのうち、いずれかはピンとくる日が来るはず。職業柄、第8章が一番私自身知ってほしい内容だった。SNSを駆使して世界中と繋がる能力がある若者にこそ、もっと日本の多文化共生について議論して豊かな環境を創ってほしいと願う。そして批判的思考をもった人材を育成していこうと思えた書物だ。2020/08/05
あべし
3
批判的思考とは、「一歩立ち止まってじっくり考えてみる」ことです。 この、批判的思考を養うために、大学や高校の先生方が取り組んだと思われる授業が紹介されていました。そこから、批判的思考を養うポイントを抽出してみました。ポイントは3つです。 1. 考えるきっかけとなる資料を与える 何もなしに考えても、考えは深まりません。思考を加速させる資料を用意することが大事です。 2. 問いは答え方が明確になるものにする 問いが漠然とし過ぎていたら、なんと答えたら良いかわかりません。 3. 先生とも議論する2022/08/28
つるしょう
2
世界中で働ける人間になろう。 環境適応能力◎2020/09/07
Miki Shimizu
1
ところどころに問いが書いてあって、考えながら進むようになってる。うーむ。ステキ!ってのもあったけど、説教くさいのもあり。若い人に知ってほしい!考えてほしい!ってのが全面に出すぎ?かな。2021/04/25